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ベル・メゾンは「お買い物」でなく「ご購入」と言うべきだ [*国語]

【2013年11月17日】-今日ソネット・ブログの管理画面の1番上には、ベルメゾンだったか服飾の広告が出ていた。「初めてのお買い物で送料無料」などと書いてあって、この会社も「お」を濫用するのかと思った。

 不景気になってから小売り店の言葉遣いが丁寧すぎて気持ち悪いが、「お」の濫用も不愉快だ。楽天市場などでは注文し終わったあと、「お買い物を続ける」というボタンが出る。運営しているのは男が大半だろうし、こっちも男だから、気持ち悪い。「楽天の三木谷らはオカマなのか」と思ってしまう。女同士ならいいが、男に対してはやめて欲しい。

 ベルメゾンはこのような時に敬語を使いたいのなら、「初めてのご購入で」と言うべきだ。

 言語学者は何をしているのか。理論をこねくり回していないで、現実の問題に取り組むべきだ。理論だけやっているのは一種の逃避だ。わたしのように言語学に加えて社会問題にも取り組んでいる人間に、遅れを取ってしまう。反省すべきだ。

・参考資料
http://www.bellemaison.jp/special/sencoupon/sencoupon_index.html

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「~させて頂く」は「~致します」の意味でない [*国語]

【2013年02月26日】-「~させて頂く」の誤用も全くなくならない。店員や政治家はしつこく「させて頂く」と言う。

 そんな人達はどうもは「~致します」のつもりで言っているようだ。「致します」でいいのに、めったにそうは言わず、「させて頂く」を乱用する。こっちの方がへりくだった感じは出るが、「させて頂く」は「させてもらう」を丁寧に言う表現だから、異様な印象を与えることが多い。

 「させてもらう」は人に迷惑をかける場合に使う。例えば友達に「先に行かせてもらうよ」などと言う。

 店では「明日は都合により休みとさせて頂きます」と言うのは正しい。だが、「ご注文の商品をお送りさせて頂きました」などは異常だ。まるで商品を送ることが客に迷惑にかけるかのような言い方だ。客は商品を待っているのだから、迷惑な訳はない。「お送り致しました」と言うのだ。

 日本なのに、日本語がちゃんとできる者が殆どいない。衰退して当然だ。

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岡田監督のしたことは「言葉の暴力」でなく「暴言」だ [*国語]

【2013年02月01日】-高校運動部の体罰が数件表沙汰になったが、女子柔道の園田監督も選手を殴っていたことが分かった。

 ひどい暴力を振るっていたようだ。ここまでひどいのに、柔道連盟は監督から解任せず、続投させることにしたのだから、警察に告発するのも仕方がない。

 ひどい暴力を振るっていたようだ。ここまでひどいのに、柔道連盟は監督から解任せず、続投させることにしたのだから、警察に告発するのも仕方がない。

 また岡田監督は選手に暴言も吐いていたという。「死ね」「豚」などと言っていたのだから、とんでもない。これも批判されて当然だが、スポーツ報知や西日本新聞は「言葉の暴力」と書いた。

 左翼メディアは20年くらい前こんな表現を作り出したが、駄目だ。「暴言」や「罵詈雑言」と言うのだ。

 きつい表現で批判されている人間を追い詰め、一般の日本人の言語感覚も狂わせる計略だろう。

 新聞社が言葉を弄ぶのだから、救い様がない。

・参考資料
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20130130-OHT1T00207.htm

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山田一家で作った『新明解国語辞典』 [*国語]

【2012年11月08日】-国語辞典は30年くらい前から、三省堂の『新明解国語辞典』を愛用している。まだ第4版(1989年発行)を使っている。

 表紙には著者として「金田一京助、柴田武、山田明雄、山田忠雄」の名が書いてある。最後の二人が同姓なので不思議に思っていた。

 後書きの末尾には「山田みどりや山田潔が用例を集めた」などと書いてあるので、ますます不思議になった。

 山田孝雄という有名な国語学者がいる。戦前大活躍した。国語学の文献で山田孝雄の名を何度か見ているうちに、「もしかしたら山田忠雄は孝雄の倅ではないか」と思い始めた。今日調べたら、やはりそうだった。孝雄と忠雄は親子だった。

 明雄は数学者だが、忠雄の弟だ。みどりや潔は忠雄の子供だろう。忠雄が中心になってこの辞書を作った。

 この辞書の編纂には参加していないが、孝雄の倅の俊雄と貞雄も国語学者だ。孝雄には11人も子供がいた。

 親子の学者はかなりいる。金田一京助の息子は春彦で、その息子は秀穂(国語学)と真澄(ロシア語学)だ。英和辞典の編纂で有名な岩崎民平は、慶応で英語史などを教えていた岩崎春雄の父親だ。最近知って、驚いた。

 金田一京助と柴田武は年代は違うが、両人とも東大の言語学科で教えていた。

・参考資料
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%AD%9D%E9%9B%84

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E7%94%B0%E4%B8%80%E4%BA%AC%E5%8A%A9 

斎藤兆史『英語達人列伝』(中公新書)

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言葉の乱れ=重複表現 [*国語]

【2012年09月13日に掲載、15日に加筆】-重複表現は色々あるので、私も少し挙げてみる。

「各部署毎に」
「一番最初」「一番最後」
「まず初めに」

「講演会」
「電灯を消灯する」

「今後の予想」
「より一層」「~の方がより~だ」

「いわゆる~と呼ばれている」(「いわゆる」は「言われている」の意味だ。「呼ばれている」そのものも駄目だ。)

「少なくとも~以上」
「余りに~し過ぎる」
「ただ~なだけ」
「最後の詰めの作業」

「互いに~し合う」
「人によっては、~な人もいる」
「知る人ぞ知る~」
「そんな可能性があるかも知れない」

「行為を行う」
余計な「行為」(例えば「暴力行為」)
余計な「行動」(例えば「抗議行動」)
余計な「活動」(例えば「救助活動」)

余計な「再」(例えば「再確認」「再定着」)

余計な「心」と「感」(例えば「恐怖心」「恐怖感」「信頼感」「安心感」「不信感」「嫉妬心」)

 同じことを2度言うのは、言語感覚がおかしくなっているからだろう。

 質問がある人はコメント欄に書いて下さい。
 

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タグ:重複表現
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言葉の下手な学習塾 [*国語]

【2012年09月02日】-森塾という個別指導の塾がある。東京や埼玉に教室を出している。

 最近サイトで宣伝しているが、今日ブログ村に出した広告を見てびっくりした。「Q ウチの子、中1の数学からわからないようです。 A 個別指導でお子様それぞれの苦手を集中的に復習できます。」と書いてあったからだ。

 Q.やA.とピリオドを打った方がいいし、「数学は中1から分からないようです」と書くべきだ。

 「苦手を復習する」とは言わない。「苦手分野を克服する」だ。「それぞれ」も奇妙だ。「個別指導では一人一人の苦手分野を克服できます。」と書くべきだ。

 広告は教師ではなく本部の宣伝部門が作るはずだが、本部がこの程度で一体どんな教育ができるのか。言葉遣いの下手な人は多いが、ここまでひどい広告はめったに見ない。

 「なります」を乱用する塾もある。塾にはどうも、教育に携わっている責任感が足りないようだ。

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タグ: 言葉遣い
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50年前はワインを「ぶどう酒」と言っていた [*国語]

【2012年05月27日】-名古屋高裁は25日、いわゆる名張毒ぶどう酒事件の再審開始を認めない決定を下した。これは残念なことだが、今日は「ぶどう酒」という言葉について考えてみたい。

 「ぶどう酒」は「ワイン」のことだ。この事件は1961年に起きたが、その頃「ワイン」は普及しておらず、「ぶどう酒」と言っていたのだろう。今では「ワイン」が一般的だが、「名張毒ワイン事件」と言い直さず、「毒ぶどう酒事件」と言い続けている訳だ。

 固有名詞になると古い表現を使い続けるものだろう。面白い現象だ。

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女子店員は「大丈夫」を連発するな [*国語]

【2012年04月22日】-最近、コンタクト・レンズを作り直しに行ったら、「大丈夫」を連発された。「来週の火曜日にできあがる予定ですが、大丈夫ですか」などと言われたのだ。以前からこんなことを言う人がいるが、この店の女子店員は誰もが「大丈夫」を乱発するので驚いた。

 「大丈夫」は本来、転んだ人に「大丈夫ですか」などとかける言葉だ。「ケガをしていないか」と心配する気持ちを表す。

 「火曜日にできあがる予定ですが、いいですか」と訊く時は、心配している訳ではない。「その予定を承諾するか」と尋ねている。こんなことを言われると、「火曜日でもケガをしませんか」と訊かれたようで、不思議な感じがする。

 「大丈夫」を乱用するのは20代の女の子ばかりだ。「いいですか」はちょっと言いにくいから、「大丈夫」に置き換えるのだろうが、気持ち悪い。

 学校やメディアが教えるべきだが、他の問題表現と同様に教えない。

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本屋の店員は「カバー、おかけしましょうか」と言え [*国語]

【2012年03月18日】-本屋で雑誌でなく書籍を買う時、大抵カバーをかけるかどうか訊かれる。

 殆どの店員が「カバー、おかけしますか」と訊くが、これは間違いだと思う。「カバー、おかけしましょうか」が正しいはずだ。

 「おかけしますか」では、客に対して「自分でカバーをかけますか」と訊いているようにも聞こえる。店員がかけるつもりなのか、客にかけて欲しいのか、はっきりしない。

 店員が「かけて欲しいですか」と訊くのなら、「おかけしましょうか」と言うべきだ。自分に何かして欲しいかと誰かに訊く時には、「しましょうか」と言うはずだ。高校の英語で Shall I open the window ? などを習うが、大抵「窓を開けましょうか」と訳す。

 居酒屋などで店員が「お注ぎしますか」と言うことがあるが、これも間違いだ。「お注ぎしましょうか」だ。

・変えても間違い
 この間違いについて本屋の店員にちょっと注意したら、「おかけ致しますか」と訊くのが増えた。これも間違いだ。頑として間違い続ける連中だ。

 また「カバー、おつけしますか」と訊く店員が数ヶ月前から現れた。「カバーをつける」とも言えるが、「かける」が本来の表現だ。「カバーをつける」は幼稚な言い方だ。注意しているのに、劣化した。

 本を売っているが、言葉を知らない。出版社も言葉ができない。「すべての」や「位置づける」は本来、国語にない。

 日本人なのに日本語ができない。国語は乱れ切っている。

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言葉遣いがメチャクチャな本屋の店員 [*国語]

【2012年03月18日】-私もおととい、勝手なのにか弱いと思われる女子に接した。

 板橋区内である本屋に初めて入った。レジにいるのは25歳くらいの女の子だった。声が大きくて文末をわざとらしく伸ばすので、まずそれで不快になった。

 言葉遣いも悪かった。「こちら、お預かりします」「千円からお預かりします」「お釣りの方をお先に渡します」「レシートのお返しになります」などと、間違い敬語を乱発していた。

 表現が一定していなくて、初めは「カバーをおつけ致しますか」と言っていたが、段々「カバーをご利用になられますか」と言うようになった。(「カバーは、おかけましょうか」と言うべきだ。)

 顔を見ると、前髪を伸ばして目にかけていた。暗闇で見たら、お化けに見えそうで、ちょっと不気味だった。これがかわいいと思っている訳だ。髪型も勘違いしているのだ。

 レジで商業敬語を言う人は多いが、この子のように広まっている異常表現を全部言う者は珍しい。徹底的に勘違いしている。

 本当に不愉快になったし放置しておけないと思って、苦情を申し立てることにした。自分が探していた本がなかったので、余計に機嫌が悪くなった。

・本を探す
 まずこのような言葉遣いを批判している本を探した。指摘することは私の独断でないことと、売り場にある本を読んでいないのは恥ずかしいことを示したかった。

 かんき出版の出した『ビジネス・マナー』などと題する本が、「なります」を否定していた。でも「こちらの」を認め、「させて頂く」の説明を間違えていた。本まで勘違いしているのだから、深刻だ。

 本人に直接言うとショックが大きいし、客の対応ができなくなってしまうので他の店員に言うことにした。店長らしき男はカウンターの中にいるので、私の話すことは女の子に聞かれてしまう。

 そこで本を見せながら、レジから離れた所にいる40代のオバさんのに話しかけた。「なります」「の方」は指摘したが、「千円から」と「カバー」は言い忘れた。

 女の子にも聞こえたようで、レジの方から物音がしなくなった。他の客も緊張した。

・浮遊霊
 この子はこの本屋を辞めるだろう。ショックを受けてアルバイトは一切やめ、家に引き籠もるかも知れない。

 浅はかで勘違いをするが、きっと心も体も弱い。小柄で痩せていた。心がしっかりしているのなら、おかしな言葉遣いは言わないはずだ。

 引き籠もりになったら、病気になって若死にするかも知れない。早死にしたら浮遊霊になって、死後も数十年苦しむだろう。

 女の子や店長を苦しめるために言ったのではないから、そのようなことになったら不本意だし非常に残念だ。

 言葉遣いが悪いのは、この子の責任だけではない。店長やオバさんは気づいていたはずだが、きっと何も言わなかった。学校でも教わらなかった。一番責任があるのは、文科省と教科書会社だ。

 死後苦しむくらいなら、生きているうちに死に物狂いになってでも頑張った方がいい。この世は厳しい修行をする場なのだから。修行しなければ、死んでから後悔する。

 「こちら」や「なります」がどうして奇妙かは以前のエントリーで論じたので、ご存じない方はそれをご覧頂きたい。

http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2008-02-02

 

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大阪府立大学は学生に敬語を使うな [*国語]

【2012年01月06日】-さっきのエントリーを書くために、戦前の民法について調べていたら、大阪府立大の学生の卒論がヒットした。

 経済学部の卒論一覧表を見たら驚いた。「2005年度優秀卒業論文 以下の9人の方が入賞されました。」などと書いてあったからだ。

 大学の教員か職員が、学生に敬語を使っているのだ。学生は目下なのだから、おかしいではないか。百歩譲って、学内の人間だけが見る文書ならまだ許せる。

 だが、インターネットに載せるということは、外部の人にも見せるわけで、内部の者に敬語を使うのは全くおかしい。会社員が社外の人と話していて、社員に敬語を使うのがおかしいのと同じだ。

 最近は言葉遣いが妙に丁寧な人がいるが、大学の教職員がこんなに非常識で日本はもつのだろうか。これでは、学生に適切な言葉遣いを教えるのは無理だ。

・リンク
http://www.eco.osakafu-u.ac.jp/~furugomk/kankou/kougahiroyuki.pdf
http://www.eco.osakafu-u.ac.jp/~furugomk/kankou/yusyuronbun2005.html

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『問題な日本語』は言葉遣いを考えるのにいい本だ [*国語]

【2011年12月14日】-何回は問題表現について書いたが、それについて考えるのに割といい本がある。大修館が出している『問題な日本語』シリーズの4冊だ。

 「なります」や「させて頂きます」について考察している。全部は読んでいないが、分析は概ね妥当だ。

 だが表記や読み間違いも取り上げている。問題表現の深刻さが分かっていない。

 数人の国語学者が分担執筆したから、読みにくいところもある。監修したのは北原保雄・元筑波大学学長だ。『明鏡国語辞典』や『古語大辞典』の監修もした権威だ。

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大人が異常なことを言うから、若者も狂った [*国語]

【2011年12月12日】-若い人が「です」の意味で「なります」と言ったり、「してもらっていいですか」と成り立たない表現を使うのは、公人が「事実はない」などと長い間言ってきたからだと思う。

 駄目大人はそんなことを30年前から言っているはずだが、駄目若者は15年くらい前から狂い始めた。大人が先で、若者が後だ。大人が原因のはずだ。

 若者は異常なことを聞かされているうちに、言語感覚が狂ってしまったのだと思う。

 駄目大人は若者の異常敬語に怒っているはずだが、自分たちが原因だとは思わず、破綻表現を使い続ける。そのため問題は解決しない。

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「そんな事実はない」と言う人は頭がおかしい [*国語]

【2011年12月11日に掲載、12日に訂正】-まだ取り上げていない、とんでもない表現がある。それは「そんな事実はない」という異常な言い方だ。

 丸っきり成り立たない表現だ。「事実」は「実際にあるもの」「起きたこと」といった意味だから、「それがない」と言える訳がない。「実際にあるものはない」と言ったら、狂っていると思われる。「そんな現実はない」と言えないのと同じだ。

 だが日本には「そんな事実はない」と言ってのける痴れ者が何万人もいる。

 政治家などが、こう言うのは定着している。閣僚や官僚が国会で疑惑を追及された時、大抵この異常表現を使って否定する。「それは事実ではありません」と、正しい言い方で反論した審議は見たことがない。

 企業が問題を起こして批判された時も、広報部は大抵こう言って否定する。「病、膏肓(こうこう)に入る」と言っていい状態だ。

 だが、このようなことを言うのは「その指摘は本当だ。事実だ。」と半分認めているのだ。事実だから、こんな異様なことを言ってしまうのだろう。実際に疑惑は事実のことが多い。

・事実は虚偽でない
 「虚偽の事実」と、あり得ないことを言う人もいる。「事実」は「本当のこと」だから虚偽な訳はない。ただ「虚偽」と言えばいい。

 清武氏はナベツネ氏の人事介入を糾弾したが、それに対して桃井恒和・球団社長は11月18日、「独断で記者会見を開き会社を混乱させ、会見の中で誤った事実を公表して読売新聞グループのイメージを著しく悪化させた。」と語った。

 「誤り」なら「事実」ではない。「会見の中で誤りを公表して」とだけ言うべきだ。

 清武氏の公表したことは誤りでないと思っているから、こんな歪んだ言い方をしたのだろう。

 公人たちは異常表現をやめて欲しい。若者は精神が病んで、別種の異常表現を生み出してしまう。

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タグ:虚偽の事実
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高校は言葉遣いをしっかり教えよ [*国語]

【2011年12月11日に掲載、12日に訂正】-前回のエントリーでは小学館の『女性セブン』が「いわゆる名門校と言われる学校」と書いたと批判したが、このようなことを言う人は他にもかなりいる。

 私は、一人だけの言い間違いは取り上げない。誰でも言葉遣いに癖があるからだ。何度も見た誤用のみ俎上に載せる。

 インターネットで検索すると「いわゆる~と言う」も少しヒットするが、「いわゆる~と言われる」「いわゆる~と呼ばれる」はたくさんヒットする。

 大衆だけでなく、大学の教師もこんなことを書く。フランス語の学習書を読んでいたら、「いわゆる~と呼ばれる」と書いてあったので驚いた。

 「いわゆる」は「言う」に語形が似ているから、辞書を引かなくても重複すると気づきそうなものだが、ただの前置きと思っているのだろう。頭が悪い。

・敬語も駄目
 1日付のエントリーでは、「『ご結婚される』はおかしい」と書いたが、この種の誤用も時々見る。企業が広告に「ご利用される方はお早めに」などと書くことがある。「利用される」か「ご利用になる」と言うべきだ。

 中小企業が間違えるのならまだ仕方がないが、大企業も書くので驚く。高校や大学で何を学んだのか。

 日本なのに、日本語ができない者ばかりだ。学校で誤用だと教えるべきだが、あまり教えない。

 「『なります』を『です』の意味で使うのは間違いだ」と書いてあった高校生用の教科書は、大修館の『新編現代文 改訂版』だけだった。

 浅はかな店員は「なります」を乱用するが、学習塾や予備校のサイトにも「なります」がある。塾の幹部や教師も、毒に染まっているのだ。教える訳はない。

 東大の教員がテレビで「なります」と言うのを1度聞いたが、呆れ返った。

・塾が和製英語を撒き散らす駄目国家
 和製英語を名称にした塾や予備校さえある。広告に和製英語を使う塾などは多数ある。付ける薬がない。

 塾の経営者は、生徒に英語を身につけて欲しいとは思っていないし、生徒や親も身につける気がないのだ。それで「英語力が低い」と嘆いているのだから、愚かしい。

 日本の崩壊は時間の問題だ。

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小学館よ、「いわゆる」は「言われている」の意味だ。知らないのか。 [*国語]

【2011年12月09日】-小学館はニュース・ポスト・セブンというニュース・サイトを運営しているが、そこで「“入りやすくて学力が伸びる”中高一貫校 トップテンを紹介」を読んだら、呆れた。「いわゆる名門校といわれる学校」と書いてあったからだ。

 「いわゆる」は「言われている」の意味だから、これでは2回も「言われている」と書いたことになる。『女性セブン』に載った記事なのだが、出版社の編集者も学力が低下しているようだ。

 本や雑誌は売れ行きが悪いそうだが、言葉遣いがメチャクチャだから売れなくても仕方がない。

・リンク
http://www.news-postseven.com/archives/20111209_74752.html

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間違いに気づいた人が注意するのは義務 [*国語]

【2011年04月28日】-おとといのエントリーには、「企業や役所に抗議すべきだ」と書いた。「べきだ」と書いたのだから、義務だと思っている。間違いに気づいたのなら、黙っていないで注意するのは当然だ。

 だが、それを当然と思う人は今の日本には殆どいない。私が両親に「言葉遣いがおかしいと怒っているのなら、店に注意すべきだ。」と言うと、「そんな店には行かなければいい。」と反論する。だが私が「それでは、どの店にも行けなくなる。そんな馬鹿店ばかりだから。」と畳みかけると、黙ってしまう。

・文書で伝えるべし
 言葉遣いのおかしな店員に直接言うと、あとでその店に行きにくくなるから、電話で伝えた方がいい。

 だが一番いいのは、文書に書いて渡すことだ。文書なら、言われた店員だけでなく店長や社長にも確実に伝わる。言葉で言うと、場合によっては店員が幹部に報告しない。報告しても詳しくは説明できない。だから文書で抗議するのが一番いい。

 私も注意するが、そんなにしょっちゅうは言う訳ではない。年に数回もない。だが100万人が年に1回注意すれば、店などは100万回言われることになり、かなり反省するはずだ。

 間違いに気づいても全く注意しないのは無責任だ。やれる範囲で注意すべきだ。原発事故も、関係する人間が無責任だから起きたのだ。

 怒っているだけでは、問題は決して解決しない。解決しないどころか、悪化する。「なります」を連発する連中は、頭がおかしくなっているから、放っておけばどんどん異常な表現を作り出す。やめさせるべきだ。

 学校で教えるようカリキュラムを変えないと、店員の言葉を根本から直すことはできない。報道の言葉使いがおかしいから、無学者はノイローゼになって異常表現を作り出す。だから報道も改革しなくてはならない。

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震災のあと丁寧すぎる敬語が増えた [*国語]

【2011年04月03日に掲載、05日に訂正】-3月11日の東日本大震災以来、丁寧すぎる敬語が増えてしまったように思う。テレビはしょっちゅう「被災された方々」と言う。「被災した人達」で充分だ。「された」や「方々」で敬意を表す必要はない。

 アリコのコマーシャルや「はてな」のメルマガには「被災された皆様」と書いてあった。

 敬語を使うのは同情しているからだろうが、敬意と同情は違う。丁寧すぎる敬語には以前から批判があるのに、日本語のできない連中は使い続ける。津波対策を怠った東京電力に似ている。正しいことを言われても、無視するのだ。

 読売新聞は毎日のように「亡くなられた方」と書いているが、これもおかしい。「亡くなる」で敬語だし、もっと強くしたいのなら「お亡くなりになる」だ。新聞がこの程度とは恐ろしい。

 今日「にほんブログ村」に日本赤十字の広告が出ていたので、クリックしてみたら、ここにも過剰敬語があった。「被災された方々」と繰り返し、「義援金としてお預かりさせていただきます」とも書いてあった。「お預かりする」は敬語だから、それで充分だ。「させていただく」をつけたら明らかに過剰だ。

 もっと丁寧にしたいのなら、「お預かり致します」と言うべきだ。単細胞だから、丁寧にすれば何でもいいと思っているのだろう。「致します」と言えないで、「させて頂く」と言い続ける馬鹿者が余りに多い。

 日赤は「窓口でお受取りいただきました半券」とも書いた。これも奇妙だ。「窓口でお渡しした半券」だ。「頂く」だけで乱用するのもやめるべきだ。

 「配分が開始されますよう国や関係自治体に要請しています」も、駄目だ。「開始されるように」が普通だ。受け身もおかしいから、「配分が始まる」と言うべきだ。

 それなのに「要請」という硬い表現を使うのだから矛盾だ。「お願いしています」と書けば、丁寧すぎる文体と合致する。次の応答には呆れた。

Q1. 受領証のあて名を分割できますか?
A. 可能です。

 会話体の文章で「可能」などと言うのは全くおかしい。「できます」と言えばいいのだ。丁寧すぎる一方で、硬い漢語を必要もないのに使う。言語感覚がおかしい。役所や企業が書く文章も殆どが悪文だ。

 日本なのに日本語がちゃんとできる人が殆どいない。低能な民族なのだから原発の運営がうまくできなくて、放射能で死んでいっても仕方がない。

 東電だけが愚かで無責任なのではない。愚かで無責任な日本人は、他に何千万人もいる。

 ・日赤の悪文
http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html

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「~してもらっていいですか」は間違った言い方 [*国語]

【2011年02月13日】-以前から店に入ると「こちらコーヒーになります」と不思議なことを言う店員がいるが、最近「~してもらっていいですか」と言われることが急に増えた。たとえば「お名前を書いてもらっていいですか」などと言われるのだ。

 まず、客に対して「~してもらえますか」と言うのは失礼だ。「もらう」でなく「頂く」を使うべきだ。

 だが「~して頂いていいですか」と言い直してもおかしい。どうしておかしいのか、ゆっくり考えてみる。

・「~して頂けますか」が正しい
 「もらって」や「頂いて」を除いた「お名前を書いてもいいですか」は当然正しい表現だ。「自分が名前を書くことを、あなたは許可するか」という意味だ。

 だが「名前を書いてもらっていいですか」とは言えない。「自分があなたに名前を書いてもらうことを、あなたは許可するか」と訊いていることになるからだ。

 AがBに頼み事をする時、Bに向かって「自分があなたに頼むことを、あなたは許可するか」と尋ねるのはおかしい。論理的に成り立たない。

 店員が客に名前を書いて欲しい時は、「お名前を書いて頂けますか」と言えばいいのだ。丁寧にしようとして「いいですか」を付け加えるのだろうが、間違いだし押しつけがましい響きがある。

 「いいですか」を丁寧にして「~して頂いてよろしいですか」と言う人もいるが、当然これも間違いだ。頭のおかしい人が急増している。

 丁寧にしたつもりが無礼になって、客を怒らせたら何にもならない。接客業の人達は気をつけて欲しい。

 「こちら」と「なります」がおかしいことについては、2年前の4月2日、詳しいエントリーを載せた。

・参考資料
「小売店の間違い敬語」(2008年4月2日):
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2008-02-02

「大修館書店 読者の方からのコメント」:
http://www.taishukan.co.jp/item/zokudan_mon_nichi/koe.html

「教えて!goo この日本語の使い方はおかしいのですか?」:
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2614360.html

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「一年の計は元旦にあり」の本当の意味 [*国語]

【2011年01月04日】-今日ヤフーのトップ・ページを見たら、「この一年の仕事の計は“仕事始め”にあり」という見出しがあって、その下に「今年、仕事でレベルアップを目指すあなたに役立つ情報が満載。ポイントを押さえて、快調なスタートダッシュを。」と書いてあった。

 この見出しは「一年の計は元旦にあり」という諺(ことわざ)をもじった訳だが、ちょっとおかしい。この諺は「一年の計画は元旦に立てるのがよい」の意だから、それをもじったのなら「仕事始めに仕事の計画を立てましょう」という意味を表すはずだ。

 だが、本文に「計画を立てましょう」という意味の文言はない。「快調に仕事を始めましょう」と呼びかけている。ヤフーの担当者は諺の意味を知らないのだ。「あなた」も、軽薄は言い方で駄目だ。

 「一年の計は元旦にあり」という諺は、中国の『月令広義』という本の中の「一日之計在晨、一年之計在春、一生之計在勤、一家之計在身」という言葉が元になっている。訓読すると「一日の計は朝にあり、一年の計は春にあり。一生の計は勤めにあり。一家の計は身にあり。」となる。

 2番目にある「春」は年頭のことなので、日本では「一年の計は元旦にあり」と言うようになったようだ。

・いい加減に生きている人ばかり
 この諺の本当の意味を知らないのは、ヤフーの人間だけではない。年頭にはよく聞くが、いい加減な意味で使っている人が大多数だ。私も学校などで意味を教わった記憶はない。

 「一年の原点は元旦にある」と思っている人が多いだろう。民主党の永江孝子議員は元日付のブログにマラソン大会に出場したことを取り上げて、次のように綴った。

「普段の運動不足がたたって、途中何度かランニングからウォーキングにギアチェンジしながらも、何とか完走。頂いた『完走証』が嬉しい年の始め。『一年の計は元旦にあり』 今年はチャレンジの一年にしたいと思っています。」

 「今年は挑戦の年にしたい」という決意は示しているが、計画は述べていない。「一年の原点は元旦にある」という意味で使っているように思う。深く考えずに口走っているのだ。

・英語もいい加減
 大阪府の橋下徹知事は今日府議会で演説し、「今年はトライ・アンド・エラー。挑戦して失敗した人を評価し、みんなで拍手する組織にしていきたい。」と語った。

 英語では普通 try でなく trial and error と言う。そのまま書いた産経新聞も無責任だ。

 よく知らないのに英語を使うような人間に、本当の改革はできない。実際に「大阪都構想」は荒唐無稽だ。

 政治家も一般国民も国語や外国語を大切にしないのだから、日本が停滞するのは当然だ。言葉遣いがいい加減だと、気持ちをちゃんと伝えることができない。テレビの討論会でも、表現が不正確なために時々擦れ違いが起きる。

 近代国家をうまく運営するには、まず基礎学力が必要だ。

・リンク
http://ja.wiktionary.org/wiki/%E4%B8%80%E5%B9%B4%E3%81%AE%E8%A8%88%E3%81%AF%E5%85%83%E6%97%A6%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8A

http://www.nagae-takako.jp/blog110102034014.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/110104/lcl1101041300000-n1.htm
http://www.wer-weiss-was.de/theme46/article1833198.html
 

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常用漢字の増加も左翼官僚の陰謀か [*国語]

【2010年11月28日】-今日になって携帯電話で日刊ゲンダイを読んだら、25日付の記事に常用漢字を増やした理由が書いてあった。文化庁は次のように話したそうだ。

「実社会で使っている漢字を取り入れた。大きな目的は自然に文章を読めるようにすること。『憂うつ』のような漢字と平仮名の交ぜ書きはかえって読みにくい。また、『誰』のように誰もが読める漢字にルビをふるのは不自然だ」(要約)

 理由としてはこの方が理由として妥当だ。左翼マスコミは日本人の思考力を落とすために、「パソコンや携帯電話で難しい漢字が使えるようになったから」などと歪曲したのだろう。

・役所も陰謀
 ところで常用漢字を増やしたから子供が中学卒業までに覚えるべき字が増えたが、生徒の負担をどうするか文化庁は方針を示していない。

 読売新聞には文科省の話しとして「『高校で主なものが書ける』というこれまでの目標は踏襲し、『主な』漢字が何かは各校の判断に任せる。入試では書かせる問題に偏らないよう求めたものの、明確な歯止めは示していない。」と書いた。これもメディアが歪曲したのかも知れないが、本当なら無責任だ。学校が混乱することは目に見えている。

 文化庁は文部科学省の外局だから、文科省のように教育の混乱を狙っているのではないだろうか。

 今まで書いたように、文科省は小学英語を強行し、高校の英語の授業はすべて英語で行うことにして、教育破壊を画策しているが、文化庁も企んでいるのではないかと思う。

 また小学校では、漢字の交ぜ書きをやめて、習っていない字もルビを付ければ国語の教科書に載せていいことにした。こんなことをしたら、子供や親は焦ってしまい大変だ。

 文科省は漢字行政でも日本破壊を狙っている気がする。

 なお中3までに漢字を2千字も覚えるのは無理なので、1500くらいに減らして、残りの500字くらいは高校で教えるようにすべきだ。高校に進学しない生徒には、中学卒業時に常用漢字をすべて載せた教材を配るといいと思う。
 

・参考資料
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/28gendainet000131392/
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100925-OYT8T00283.htm?from=nwlb

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(改題)常用漢字に「畝」も「丙」も要らない [*国語]

【2010年11月27日】-今回常用漢字が191字増えたのはよかった。やっと「岡」や「奈」が入った。今まで国語の時間に習う漢字で県名が書けなかったのは信じられない。国語の時間には習わないが、社会の教科書には書いてあるので覚えなくてはならなかった。

 「萎」「苛」「踪」も入った。テレビや新聞は「委縮」「過酷」「失跡」の当て字や言い替えはやめて、「萎縮」「苛酷」「失踪」と書くようになるだろうか。改めないと、間違いなく赤字が増える。

 削除したのは「勺」「匁」「錘」「銑」「脹」の5字だ。「膨張」が広まっているが、当て字だから「膨脹」と書くべきだ。

 「諮」も要らなかった。使う熟語は「諮問」だけで、この語を使うのは役所だけだからだ。「璽」も普通の人は全く使わない。「畝」「蚕」「繭」「虞」「丙」も今では殆ど使わないから、削るべきだった。

 新しく入った漢字にも問題がある。「刹那」は特別な語だ。詩的な言葉で日常語ではない。

 「瑠璃」も全く要らない。「瑠璃子」など人名に使いから要望が強かったのだろうが、そうなら法務省が定める人名漢字に入れれば充分だった。

・学生の負担
 だが1945字から5字減らして196字を足したから、全部で2136字にもなってしまい、子供は大変だ。

 今までも小学校と中学校の9年間で1945字も覚えるのが、大変というより無理だったのに、191字も増えたら国語が得意な子供でも絶対に覚えられない。「破綻」「罷免」など元々知らない語は、覚えてもすぐ忘れてしまう。

 受験を心配する人がいるが、受験だけ心配するのはおかしい。学校の勉強が大変になる。何かというと受験を持ち出すのは認識が歪んでいる。

 「今回漢字を増やしたのは、パソコンで難しい漢字を使う人が増えたから」と言うが、理由にならない。戦前は難しい字を手で書いていた。今まで「埼玉」の「埼」や「岐阜」の「阜」が入っていなかったのはおかしい。

 文化庁は今までの間違いを認めないために、パソコンを持ち出したのだろうが、一般国民までそれに釣られておかしなことを言う必要はない。
 

・参考資料
http://www.j-cast.com/tv/2010/11/25081676.html
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100925-OYT8T00283.htm?from=nwlb

http://www.nikkei.com/news/image-article/dc=1;g=96958A9C93819695E0E0E2E6E18DE0E6E3E3E0E2E3E29180E2E2E2E2;bf=0;ad=DSXBZO1851754019112010I00002;R_FLG=0;z=20101124

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常用漢字=テレビ局が同じ漢字を例に挙げた理由 [*国語]

【2010年11月25日に掲載、12月7日に加筆】-昨日テレビ各局は、常用漢字表に新しく加わることになった漢字を取り上げていた。それを見ていて、不思議に思ったことがある。NHK も日テレもテレ朝も「新たに『鬱』『彙』『賂』などが加わる」と言って、取り上げた漢字が殆ど同じだったからだ。

 「憂鬱」(ゆううつ)の「鬱」が難しいのは分かる。小さい活字だと、どう書いてあるのか見えないくらいだ。

 だが「賄賂」(わいろ)の「賂」は「貝」に「各」と書けばいいから簡単だ。「語彙」(ごい)の「彙」も上の方は見慣れない形だが、下はワ冠に「果」と書くのだから、それほど難しくない。「稽古」(けいこ)の「稽」も画数が多いから、これを例に挙げてもいい。

・役所が教えたこと?
 テレビが同じ漢字を例に挙げたのは、記者クラブで記者同士が相談したのかも知れないが、きっと文化庁の担当者が「これを例にするといい」と教えたので、それに従ったのだろう。

 同じようなことは、10月21日羽田空港に関するニュースであった。この日羽田では国際線ターミナルが開業したが、日本テレビの『ニュース・エクスプレス』もテレ朝の『ワイド・スクランブル』も、国際便の例として「週末シンガポール旅」を挙げた。空港が適切な例として提供したのだろう。

 役所や企業は記者が記事を書きやすいように、特別に資料を作ることがあるらしい。経済白書なども記者が全部読んで要点をまとめるのではなく、役所は資料を作り、記者はそれだけ読んで記事にするようだ。

 また新聞は白書を発表した日の夕刊に、要点と専門家のコメントを載せるから、「よほど急いでやったのだろう」と思うが、違うようだ。役所は記者に白書とプレス・リリースを数日前に渡していて、「発表の日に掲載していい」と伝えるらしいのだ。

 テレビの記者は誠実に報道に携わっているような顔をしているが、実際には様々なカラクリがある。

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「公務員制度改革」は不思議な言い方 [*国語]

【2010年07月25日】-最近よく「公務員制度改革」という言葉を聞く。国家公務員、特に霞ヶ関で働く国家公務員の人事制度を変えることを指してこう言っているが、不思議な表現だ。

 「公務員制度」がおかしいのだ。役所に制度はあるが、「公務員に関する制度」とは言えないと思う。「公務員人事改革」と言うべきだった。

 「公務員制度改革」を略して「公務員改革」と言うこともあるが、これはもっとおかしい。公務員という人間を改革することはできないからだ。人間を立て直すのは「再教育」などと言う。

 この問題表現をやめるのは大変だ。内閣に「国家公務員制度改革推進本部」があるからだ。

 調べてみたら、内閣官房・行政改革推進事務局・公務員制度等改革推進室は、平成13年12月25日「公務員制度改革大綱」を定めていた。そんなに前からこんなことを言っている訳だ。

 改革しようとしながら問題を増やすのだから、世話がない。

・参考資料
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100220/plc1002200240000-n1.htm
http://www.gyoukaku.go.jp/jimukyoku/koumuin/taikou/index.html

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「携帯電話」を「携帯」と略すのは本来無理 [*国語]

【2010年05月30日】-昨日のエントリーでは、au の携帯電話で電子メールを移すにはどうしたらいいか書いた。

 次のページには「ドコモではメールを移行できる」と書いてある。

 http://www.mag2qa.com/qa3638214.html

 今出ている「携帯万能」では、メールもパソコンに保存できるそうだが、制約がある。またメーカーのサイトによると、「携快電話」でもメールをパソコンに保存できる。

 http://www.tri-star.co.jp/products/bannou/windows/
 http://www.sourcenext.com/titles/use/109730/

 新携帯に写真は移行できたが、順番がめちゃくちゃで困っている。日付順に並べ替えても、取った順番にならない。同じ写真が離れてしまって、とても見にくい。

・「携帯」では分からない
 昨日私は「携帯電話」と4度ほど書いた。「携帯」と略すのが広まっているから、おやと思った方もいるだろう。「携帯電話」を「携帯」と略すのは好きではないのだ。

 「携帯」は「持ち運ぶ」という意味だから、「携帯」だけで電話機を指すのは無理だ。四文字熟語を略すには大抵、1番目と3番目の漢字を取る。「国有鉄道」は「国鉄」と略した。「行政改革」は「行革」と略す。

 四文字熟語の前半だけで全体を表す例として、「無線」「有線」がある。本来は「無線電信」「無線電話」「有線放送」だ。「線がある」「線がない」という意味の語で、電信や放送を表すのは無理だ。「無線」に抵抗は感じないが、「有線」は何度聞いてもしっくり来ない。

 「無電」は「無線電信」「無線電話」の略としてあるが、聞いたことはない。「有放」は辞書に載っていないが、「JA 山口東周東有放センター」が存在する。

 「無線」「有線」も本来は無理な表現だと思う。

・「メール」も本来は「電子メール」
 メールも「郵便物」のことだから、「電子メール」の意味で使うのは本来は間違いだ。だが定着しているし、「電子メール」では長すぎるので、私も昨日2回目以降は「メール」と書いた。E メールでもちょっと長い。

・長音符
 ずっと「フォルダー」と書いた。最後の長音符を取って、「フォルダ」と書くことがあるし、au の携帯電話でも「フォルダ」だが、「フォルダー」と書いた。携帯画面に現れた文字を引用した場合もそう書いた。伸ばすのに長音符を取るのも、おなしな表記だからだ。

 片仮名は発音する通りに書くのが原則だ。「フォルダ」や「サーバ」はその原則に反している。

 また初めての語を見た時には、伸ばすのかどうか分からない。一々誰かに聞いて、読み方を覚えないといけない。それに「データ」は「データー」のつもりではないから、伸ばさない場合との区別もできない。理系の人間は異常なことを強行している。

 英単語と英単語の間には・を入れた。その方が切れ目がはっきりするからだ。引用した場合も・を入れた。

 だから携帯の表示は「データフォルダへコピー」「Eメールフォルダ」だが、「データ・フォルダーへコピー」「Eメール・フォルダー」と書いた。

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「~って」は女言葉だから、男は言ってはいけない [*国語]

【2010年03月09日】-数年前から「これって」などと言う人がいて不快に思ってきたが、それが書き言葉にも進出して来たので、更に憂慮を深めている。

 元々名詞に「って」をつけるのは女の子の言葉遣いだ。大辞林や大辞泉には「いい話って何かしら」「あなたって親切な人ね」という用例が載っている。

 それなのに最近は、男までこんなことを言うから気持ち悪い。また「って」は名詞に付けることが多く、「これ」や「あれ」には本来付けられないと思う。

 「ビジネス・メディア誠」というサイトは、産経新聞の1月31日付の「路上パソコン族『ストリートコンピューティング』を探し出せ!」を転載したが、題を「路上パソコン族『ストリートコンピューティング』って、どんな人?」に替えた。若い男も「って」と言うから、それに迎合したのだろう。頂けない言葉遣いだ。

 日刊スポーツは2月9日付で「石井一が雄星に提言『知識って怖い』」と題する記事を載せた。石井一久投手が、野球を勉強し過ぎた菊池雄星投手に対して、そう述べたという内容だ。「知識は怖い」と言えばいいのに、石井選手も軽薄な男なのか「って」と言った。

・保守派のはずの産経新聞まで
 産経新聞は2月11日付から数回、「【すくむ社会第3部】“労働信仰”の危うさ~希望って何」という記事を連載した。ウェブ・ニュースやスポーツ新聞でなく、一般紙まで見出しに軽薄表現を使うのだから手に負えない。

 産経は保守主義を全面に押し出しているが、こんな軽薄な言葉遣いをするのだから矛盾だ。また「希望とは何」と言い換えても、意味がはっきりしない。赤字が増えているから、落ち着いて文章が書けないのか。

 同紙のサイトを2月15日夕方見ていたら、「スーモ」の広告が出ていて、「80㎡って、こんなに広いんだ」などと書いてあった。(この引用は不正確だ。)スーモはリクルートが運営する不動産のサイトだ。元々軽薄な会社だから仕方がないとも言えるが、やめて欲しい。「スーモ」は「住もう」を欧州語のように改変したのだろう。これも問題だ。

 三菱東京UFJ銀行の前を通ったら、若い男が「節約って簡単だ」などと言うポスターが貼ってあった。「節約は簡単だ」と言えばいいのだ。気持ち悪い言い方がいいと思って、必要以上に使う愚かな会社が幾つもある。景気はもっと悪くなるだろう。

 鳩山首相は「思い」を乱用して、気持ち悪い。「考え」「気持ち」「願い」などと言うべきだ。

・引用文献
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1002/02/news011.html
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100131/trd1001310701002-n1.htm

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20100209-594095.html
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100211/biz1002112212014-n1.htm

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まだ「への」と書く人たち [*国語]

【2010年01月13日に掲載、14日に訂正】-昨日の続きを書きたいが、今日は時間もないので言葉遣いを取り上げる。また「への」を何度も見たので、論評する。 

 ピース・ボートという組織がある。古い船を借り切って世界各地を巡り、平和を訴えているようだ。左翼の組織だ。その乗組員を募集するポスターが街のあちこちに貼ってある。最近のポスターにはノンフィクション・ライターの鎌田慧氏の推薦が載っていて、その見出しとして「若者への期待」と書いてあった。こんな馬鹿者ばかりだから日本は駄目なのに、全く分かっていない。「若者に期待」でいいのだ。

 以前はハガキの下に「こちらのハガキをお送りください」と書いていたので、間違いだと何度も指摘したら、やめた。だが、今度は「への」と書いた。一つ直すと別のを間違えるのだから、骨が折れる。

 山の手線に乗ったら、英会話学校の GABA の広告が貼ってあって、「上達へのサービス」と書いてあった。驚き呆れた。「生徒が上達するよう助けるサービス」のつもりだろう。「助ける」まで「への」で縮めるのは無理だし、勝手放題だ。ガバという校名もおかしい。

 5年くらい前テレビ東京が放送していた『えぐら開運堂』という番組には、「幸せへのメッセージ」というコーナーがあった。「幸せになるためのメッセージ」のことだ。動詞まで略すと一々意味を考えなくてはならない。余りに独りよがりだ。元々「への」という語形がおかしいから、おかしな表現がどんどん生まれるのだろう。

・NHK は問題表現を三つもつなげた
 1月12日午後2時 NHKの BS ニュースを見たら、日航の株が値下がりしていると伝え、字幕に「上場廃止への警戒感から売り注文殺到」などと書いた。「感」「から」も駄目だ。本来「上場廃止を警戒して」と言うのだ。こっちの方が2字少ない。

 元々「への」は「~に対して」を短くするために使い始めたはずだから、長くなっては何のために特殊な語形を使うのか分からない。日本人をノイローゼにしようと企んでいるうちに、メディアの連中がノイローゼになってしまったようだ。悪さをしたから当然だ。自業自得だ。

 「透明感」「値ごろ感」のように「感」を付けるのがはやっている。これも奇妙だ。「透明感のある声」は意味もはっきりしない。「透き通った声」と言うべきだ。「値ごろ感が出てきた」ではなく「値ごろになってきた」と言うのだ。

 「信頼感」「不信感」「期待感」「安心感」のように元々感情を表す語に「感」をつけることも多い。「信頼」「不信」「期待」「安心」でいい。「警戒」も感情を表すから、「感」はいらない。感覚がおかしくなっている。

 「警戒感から」でなく「警戒から」と言っても駄目だ。「から」は「不注意から事故を起こす」のように使う。「警戒から」とは言えない。「警戒して」だ。

 左翼メディアの連中は「~との期待から」と言うが、これも奇妙で「~と期待して」と言うのが本来だ。動詞の用法もある名詞の後に、原因を表す「から」を置くのは無理なのではないか。

 なるべく簡潔に表現しようとしているが、このような場合「から」を使うと1字長くなる。マスコミのやることは支離滅裂だ。

 覚醒剤を数回使うと、脳細胞が壊れて一生治らないらしいが、メディアの連中も脳がおかしくなっているのかも知れない。民放には企業がスポンサーとして金を出しているが、視聴率ばかり気にして内容には無頓着だ。

 大企業は自民党にも金を出してきたが、自分たちの利害ばかり追求し、政治の向上は考えなかった。企業は政治もメディアも駄目にするのか。

・関連エントリー
「への」が駄目な訳 :
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-27
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-28

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今日は「元日」だが、「元旦」ではない [*国語]

【2010年01月01日】-1年の始まりの日を「元旦」と言う人が多いが、本来それは間違いだ。「元日」としか言えない。「元旦」と「元日」は意味が違う。

 「旦」は「朝」の意味だから、「元旦」は「1月1日の朝」を表す。「元日」は発音しにくいから、「元旦」と言うことが多くなったのだろう。

 『西郷南洲遺訓』(岩波文庫版)をパラパラめくっていたら、西郷隆盛の書いた漢文が載っていて、「旦夕」という語が目に入った。たまたま目にしたので、もうどのページか分からない。

 「旦夕」は「たんせき」と読んで、「朝と晩」の意味だ。大辞林など大型の国語辞典にも載っている。

 日本人がこのような語をまだ知っていたら、「元旦」を「元日」の意味で言う人は殆どいないだろう。漢語の知識が落ちてしまった。

・「旦」は日の昇る様子を表す
 漢和辞典を引いたら、「旦」の成り立ちが書いてあった。「日」は当然太陽のことで、下の横棒は地平線だ。つまり、太陽が地平線から昇ってくる様を表している訳だ。学校でこのような「旦」の成り立ちを教えたら、誤用は大きく減るはずだ。

 「元旦」を含む諺に、「一年の計は元旦にあり」がある。「一年の計画は元日の朝に決めるべし」という意味だ。中国の馮応京という人が『月令広義』に書いた言葉が起源で、元々は「一年の計は春にあり」だったそうだ。

 この場合の「春」は「年の初め」のことだ。その意味では「新春」「迎春」という言葉がある。

 漢字は面白い。漢和辞典は幾ら見ていても飽きない。漢語の本来の意味、正しい使い方も分かる。

・参考文献
『漢語林』(大修館)

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q122408357

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E4%B8%80%E5%B9%B4%E3%81%AE%E8%A8%88%E3%81%AF%E5%85%83%E6%97%A6%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8A&dtype=0&stype=0&dname=0ss&ref=1&index=108290400000

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「大切は人へのおもてなし」における「への」は駄目(下) [*国語]

【2009年12月28日】-「親との別れ」なのに、テレビは字幕に「親への別れ」と書いたこともある。これでは意味が反対だ。

 私が散々批判してきたのに、大手メディアは6月頃から「警察への取材で分かった」という固定表現を作って乱用している。「警察に取材して分かった」でも字数は同じだし分かりやすいから、何のための「への」か分からない。大馬鹿だ。

 一言で言うと、メディアや役所の連中は言語感覚が狂ってしまっている。「への」が頭にこびりついていて、言わなくていい時まで言う。奇妙な言い方だから魅力を感じて、乱用するのだろう。ひどい迷惑だ。

 言葉遣いが駄目なことも、テレビの視聴率が落ちたり新聞や雑誌の売れ行きが悪くなったりする原因のはずだが、いくら批判しても改めない。日本は潰れざるを得ない。馬鹿者がのさばっているからだ。

・「こだわる」も間違い
 浅草今半の広告をクリックして開いたページには「こだわり」もある。「こだわる」は本来「詰まらないことを気にする」の意味だから、「こだわりの具材」などとは言えない。

 グーグルに「へのおもてなし」と入力して検索したら、他の駄目な会社がたくさん現れた。ネスカフェ、ゼクシィ、カフェ・グローブ、ジャパン・ウェディング、ホテル・ニュー・アワジ・プラザ淡路島などだ。私は「へのおもてなし」は今回初めて見たが、こんなに広まっていたことに愕然とした。(「ィ」も異常だ。「ゼクシー」「ミクシー」が本来の表記だ。)

 「ふうプラス」には「新春へのおもてなし」と意味不明なことが書いてあった。新春という季節をどうやってもてなすのか。「新春に向けたもてなし」のつもりか。異常表現ばかりで、気が疲れる。

・ミノルタも駄目
 9月10日「『地球に優しい』は奇妙な表現だ」と書いたが、コニカ・ミノルタの広告を11月見たら、「地球へのやさしさを競い合おう」と書いてあった。問題表現を組み合わせたのだから、罪深い。

 こんな連中は奇妙な言い方が客の気を引くと思って、わざと書くのだろう。異常なことを競い合ったら、日本人は皆狂ってしまう。金が入れば、変人が増えて事件が頻発してもいいと思っているに違いない。「想い」「すべての」「よりよい」も駄目だ。異常表現を客に押し付ける馬鹿会社だ。

 昨晩同社のトップ・ページを見たら「地球への負荷は小さく、人への価値は大きく」と大書していた。「への」がすばらしいと思っていることは明白だ。

 前者は「地球に与える負荷」を縮めたはずだが、後半は「人に対する価値」と引き延ばしても意味が通らない。「人に与える価値」のことか。一々考えないと意味が取れないのは、まともな表現ではない。ふざけ返っている会社だ。潰れて欲しい。

 ・アサヒビールも駄目
 先日スーパー・マーケットに行ったら、アサヒ・ビールが宣伝テープを流していて、「品質への挑戦」「うまさへのこだわり」などと「への」を乱発していた。わざと言っていることは明らかだ。

 アサヒも散々批判したのだが、自分たちの思い込みを押し通す。客の意見を無視するのだから、売り上げは落ちて当然だ。消費不況は、馬鹿企業が自ら作り出している面もある。

 流行歌の歌詞にも「への」が出てくる。ある歌には「あなたへの愛」と出てきた。「思い」も異常なのに、つなげて「あなたへの思い」ともよく聞く。精神の病んだ若者は増えて当然だ。(鳩山由紀夫も「思い」を乱用するから、馬鹿者だ。)ウィキペディアにも「への」などが多くて、疲れる。

 異常表現を言うのは心が歪んでいるからで、直さないで言い続けていたら心が病んでしまう。言葉も直さない病人が多いので、日本がよくなる見込みはない。

・リンク
47クラブ :
http://www.47club.jp/shop/contents3/imahan.aspx?cid=adjust_imahan

ふうプラス : http://www.fukuishimbun.co.jp/fu/020_search_information/event/detail.php?storyid=3124&tblF=2

コニカ・ミノルタのニュース・ページ : http://konicaminolta.jp/tech_info/index.html ,
http://konicaminolta.jp/tech_info/bizhub/index.html

コニカ・ミノルタのトップ・ページ : http://konicaminolta.jp/

「『地球に優しくする』は奇妙な言い方だ」 : http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/2009-09-10

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「大切は人へのおもてなし」における「への」は駄目(上) [*国語]

【2009年12月27日に掲載、28日に訂正】-昨日ソネット・ブログの管理画面に「47クラブ」の広告が出ていて、「最高の『ひと口』を、大切は人への『おもてなしに』。」と書いてあったので、驚いた。「への」もおかしな言い方だ。従来「大切な人のおもてなし」と言ってきたし、それで充分だ。

 「47クラブ」(よんななクラブ)は聞き慣れない名称だが、共同通信と加盟新聞が行っている通信販売のウェブ・サイトだ。共同などは47ニュースというニュースのサイトを作っているが、そこから派生して通信販売を始めたのだろう。その広告では「浅草今半」という料亭の食材を宣伝した。

 私は「への」が大嫌いで、これについて新聞やテレビを散々しつこいくらい批判してきた。共同通信も批判した。それなのに広告に大書するのだから、全く話しにならない。異常表現を大書したら、不愉快に思って買う人は減るはずだが、馬鹿なのでそうは思わない。開き直っているから、共同や地方紙の業績が悪化するのは当然だ。

・格助詞+「の」は珍しい
 「への」はなぜ異常なのか説明する。まず格助詞+「の」という語形は珍しい。「駅からの道」「法王との謁見」「電話での問い合わせ」などあるが、不安定な感じがする。臨時に使う表現だと思う。

 「への」も不安定で臨時的なはずだが、マス・メディアはそこら中で多用する。ちょっと読むと「グアムへの移転」「首相の資質への疑念」「就任への反対」などが見つかる。

 世界史の時間にシュリーマンの『古代への情熱』という書名を聞いて、不思議に思った人は多いだろう。本来「古代にかける情熱」とでも言うべきだ。

 哲学でニーチェを習って「権力への意志」と聞いて、不快に思った人もいるだろう。「権力を求める気持ち」とでも言うべきだ。

 後者はドイツ語の zu という前置詞の訳だ。英語の to に相当する。翻訳語だから不自然なのも当然だ。奇妙な言い方なのに、企業や役所も「への」を乱用する。

 また「役所に問い合わせる」が本来の言い方で、「役所へ問い合わせる」とは言いにくいのに、「役所への問い合わせ」と言う点でも「への」は駄目だ。「役所にの問い合わせ」とも言えないから、格助詞+「の」は特殊な構文であることが分かる。

・由来がない場合など
 「法王との謁見」「電話での問い合わせ」では「法王と謁見する」「電話で問い合わせる」という表現が下敷きにあって、それを名詞構文にしている。

 だが元の表現がないことがある。「事件に対する対応」とは言うが「事件へ対する対応」とは言わない。だがメディアは「事件への対応」と無理やり言う。

 マスコミが「への」を使うのは、そのように短くしたいからでもある。だが「の」でいいのに「への」と言って、わざわざ長くすることが増えてきた。以前は「容疑者宅の家宅捜索」と言っていたのに、最近は「容疑者宅への家宅捜索」と言うことが増えた。

・文構造を変える場合
 また長くした上に、文の構造を変えることがある。「音楽に造詣が深い」は固定した表現なのに「音楽への」と伸ばすこともある。「国会審議への影響なし」でなく、「国会審議に影響なし」だ。「他人への譲渡はできません」も駄目で「他人に譲渡はできません」だ。

 このような例では文の構造が変えてしまっている。本来「音楽に関して造詣が深い」の意味であり、「音楽に」は「深い」を修飾する。だが「音楽への造詣が深い」と言うと、「音楽」は「造詣」を修飾することになり、文構造が変わる。

 「対策を立てないことへの不満が高まっている」における「ことへの」も全く駄目だ。本来「立てないことに不満が高まっている」と言うから文構造もおかしくしている。

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