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火事を出したふじや旅館は、上板橋2丁目 [*事件や事故]

【2012年05月31日】-昨日の午後10時頃、消防車の走る音が聞こえたので、近くで火事が起きたかと思っていた。

 今日になってニュースを見たら、板橋区上板橋2丁目のふじや旅館で二人が亡くなったと聞いた。「昨日の騒動はそれだったのか」と思った次第だ。

・参考資料
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012053102000228.html

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50年前はワインを「ぶどう酒」と言っていた [*国語]

【2012年05月27日】-名古屋高裁は25日、いわゆる名張毒ぶどう酒事件の再審開始を認めない決定を下した。これは残念なことだが、今日は「ぶどう酒」という言葉について考えてみたい。

 「ぶどう酒」は「ワイン」のことだ。この事件は1961年に起きたが、その頃「ワイン」は普及しておらず、「ぶどう酒」と言っていたのだろう。今では「ワイン」が一般的だが、「名張毒ワイン事件」と言い直さず、「毒ぶどう酒事件」と言い続けている訳だ。

 固有名詞になると古い表現を使い続けるものだろう。面白い現象だ。

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印欧祖語には格が八つあった [英語学]

【2012年05月24日】-前回Old English では代名詞2語にだけ具格が残っていたと書いた。

 インド・ヨーロッパ語族に属する言語は印欧祖語から分かれたと考えられているが、印欧祖語には格が八つあった。主格、属格(ぞっかく)、与格、対格、奪格(だっかく)、具格(ぐかく)、所格(しょかく)、呼格(こかく)の八つだ。

 属格は所有格と同じだ、

 与格の基本用法は、「誰かに何かをあげる」と言う文の「誰かに」に当たる形だ。対格はその文の「何かを」が取る形だ。

 所格は場所を表す格だ。英語などでは「どこかで何かをした」と言う時、「どこ」の前に前置詞を置くが、リトアニア語などでは所格にする。

 呼格は「太郎!}や「花子!」と、人に呼びかける時に使う格だ。ラテン語や古典ギリシャ語にも、ある程度残っていた。

 印欧語には格が八つあったが、それが融合して減ってきた。現代英語では主格、所有格、目的格の三つに減ってしまった。ドイツ語では四つ、ロシア語では六つだ。

 八つの格が段々減ってきたというのは歴史言語学では常識なのだが、英語学者はサンスクリット語や印欧祖語を勉強しないのか、立教大学で英語史を教えていた教師は「どうしてtheやwhatにだけ具格があるのか分からない」と言っていた。

 幅広く勉強しないと、基本的なことも分かるようにならないものだ。

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ドイツ語でも「なぜ」は特別 [英語学]

【2012年05月22日】-英語のwhyには特別な用法があると書いたが、ドイツ語でも同じだ。ドイツ語で「なぜ」を表す語はwarum(バルム)と言うが、これもwhyのように名詞1語とだけ文を作れるようだ。『木村相良独和辞典』(1963年)には次の例文が載っている。

Warum nicht?(なぜそうでないのか。なぜいけないのか。)

 スペイン語でも同じように言えるそうだ。
Por que (con) Maria?(なぜマリアとなのか。)

 ドイツ語やスペイン語でも名詞1語とだけ文を作れるのだから、英語の中だけで考えても解決しない。

・語源
 英語とドイツ語では基本的な語は語形が似ていることが多いが、whyとwarumはかなり違う。

 whyはwhatの具格(instrumental)だ。具格は印欧祖語やサンスクリット語にあった格で、道具や理由を表した。リトアニア語にはまだ残っている。他の言語では他の格と融合して、なくなってしまった。ラテン語やギリシャ語にもない。

 Old Englishではtheにも具格が残っていて、それもまだある。The more, the merrier.(多ければ多いほど楽しい。)のように比較級の前に置くtheがそれだ、「その」という定冠詞の用法とは根本から異なる。

 ドイツ語のwarum はwas+um だ。wasは英語のwhatに相当する。他の語と融合する時はwar-と形を変える。

 umは「~のまわりに」や「~のため」という意味の前置詞だ。Old Englishにはymbという相当する前置詞があったが、前置詞としては消えてしまった。今ではember day(四季の斎日)としてだけ残っている。

 umはラテン語のambi-やギリシャ語のαμφι(amphi)とも関係があるようだ。

・参考資料
http://www.englishforums.com/English/LearnTypeQuestions/jrwvx/post.htm

http://babel.ucsc.edu/wccfl/abstracts/Papers/nakao-yoshida-ortega-santos-bunka.pdf

http://www.ling.uni-potsdam.de/~glow/col/yoshida-nakao-ortegasantos.pdf

http://ling.umd.edu/~lasnik/LING819%202011/Lasnik%20'Multiple%20Sluicing'.pdf

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タグ:why warum
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whyが他の疑問詞と違う点 [英語学]

【2012年05月20日】-whyの特殊性の話しを続ける。why は他の疑問詞と他の点でも異なる。それは名詞1語とだけ文を作れることだ。例えば(1a)に対する(1b)だ。

(1a)John is studying Korean?(なぜ朝鮮語を勉強するのか)
(1b)Why Korean?(なぜ朝鮮語なんか?)

 だがJohnが聞き取れなくて、「誰が朝鮮語を勉強しているのか」と訊こうとして、(2)のように言うことはできない。

(2)*Who Korean?

 またWhyは他の疑問詞と違って次のように主語を略して、動詞の不定形を直後に従うこともできる。

(3)Why study Korean?

・要素と節
 Why には不思議な特性がある。なぜ違うのか。

 他の疑問詞と異なる点は、まずwhat(何)やwho(誰)は文の主語や目的語など文の主要素を訊く点だ。whyは理由を尋ねるので、主要素ではない。動詞との結びつきが低い訳だ。

 またwhen(いつ)やwhere(どこで)は時間や場所を尋ねるから主要素ではないが、答えではat six o'clockやin the room などと前置詞句で答える。

 理由を答えるのにbecause of ~と前置詞句で答えることもあるはずだが、少ない。英語で理由を答えるにはBecauseを使うのが一番多い。

(4)Because he travels in South Korea next month.(来月、韓国に行くからだ。)

 (4)のように答えることが多いし自然だ。理由を言うのに節を使うということは、それだけ他の部分から独立していることになる。

 whyは他の部分や主節から独立しているので、名詞1語や動詞の不定形と使えるのではないかと思う。

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英語ではなぜ*why to do と言えないのか [英語学]

【2012年05月17日】-英語にはwhat to do(何をすべきか)のような言い方がある。疑問詞のあとにto不定詞を置いて、やるべきことを示す言い方だ。

 what 以外の疑問詞も大抵この構文が取れる。whom to meet, when to start, where to go, how to do などと言える、

 だが、*why to do とは言えない。あとにto不定詞を置くことはできないのだ。(*は間違っていることを示す。)これは英文法研究では謎だ。

 なぜ*why to do と言えないのか考えるために、what to~を書きかえてみる。

(1) He didn't know what to do.

(2) He didn't know what he should do,

 (1)と(2)は殆ど同じ意味だ。what 以外の疑問詞でも、このように言い替えられる。

 一方whyでは(3)は言えるが、(4)は駄目だ。

(3) He didn't know why he should study.
(4) *He didn't know why to study.

 他の疑問詞と同じように、to不定詞を従えてもよさそうだが、言わない。私などでも不自然な感じがする。

・和訳の違い
 和訳してみると、what などとwhy の違いが分かる。(1)も(2)も普通「彼は何をすべきか分からなかった」と訳すが、「何をしたらいいのか分からなかった」とも訳せる。

 (3)も当然「彼はなぜ勉強すべきか分からなかった」と「べき」を使って訳せるが、「いいのか」を使って*「なぜ勉強したらいいのか分からなかった」と訳すと日本語として不自然だ。「なぜ勉強した方がいいのか」と「した方がいい」を使って訳すことはできる。

 だがwhy以外の疑問詞を「した方がいい」を使って*「何をした方がいいか」と訳すと不自然だ。

 why とそれ以外の疑問詞には意味の違いがあるから、使い方に差が出るのかも知れない。他にもwhy は他の疑問詞と違う点がある。

 他の英語に置き換えても違いは出ないが、和訳すると違いが分かる。
 

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タグ:why 疑問詞
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福山市のホテル・プリンスはラブ・ホテル [*マスコミ]

【2012年05月15日】-広島県福山市で起きた火事では7人も亡くなり、痛ましい。

 普通のホテルだと思っていたが、昨日駅のスタンドで夕刊フジの広告を見て驚いた。ラブ・ホテルと書いてあったのだ。

 そういえばテレビで被害者の名を見ていない。そんなホテルに泊まっていたと分かると名誉を傷つけるから、控えたのだろう。

 メディアが自主的に名を伏せたのかと思ったが、朝日新聞などは広島県警が公表を控えたと書いた。

 7人のうち4人が中国人で、二組のカップルのようだ。

 3人の日本人のうち二人は母親と娘で、69歳と44歳だ。普通のホテルより安いので泊まったのだろう。

 窓にはベニア板を張っていたので、被害を大きくしたかも知れないという。特殊なホテルだから、外など見なくてもいいし、外から見られても困るのだろう。

 詳しいことは以下のリンクで読んで頂きたい。

・参考資料
http://www.asahi.com/national/update/0515/OSK201205150054.html

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120514/dms1205141139001-n1.htm

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120515/dms1205151541015-n1.htm

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(改題)Zをアメリカで「ズィー」と読む理由 [英語学]

【2012年05月12日】-中学1年生が英語を学び始めると、まずアルファベットの読み方を習う。

 そこで戸惑う文字が二つある。Vを「ブイ」でなく「ヴィー」と読み、Zを「ゼット」でなく「ズィー」と読むと習って、戸惑う。

 Vは発音の違いで「ブイ」と「ヴィー」は似ているからまだいいが、Zを「ズィー」と読むのには大きな抵抗を感じるものだ。だがよく考えるとこれは自然だ。

 まずZはイギリスでは「ゼット」でなく「ゼッド」と言う。語末を濁音(有声音)で発音する。「ズィー」はアメリカの読み方なのだ。

 英語のアルファベットにはB「ビー」、C「スィー」のように後半を「イー」と読む字がある。D, G, P, T, V もそうだ。

 このような文字ではその字が表す音、Bなら「ブ」のあとに「イー」をつけている。Zを「ズィー」と読むのも同じだ。

 特別な読み方をするのは「ゼッド」の方で、「ズィー」はCやD と同じ読み方だ。「ゼッド」は特殊なので、アメリカ人は段々「ズィー」と言うようになったのだろう。

 なお英語にはJ, K, Yのように、表す文字のあとに「エイ」と言う文字がある。また、F, L, N, M, S, X のように表す音の前に「エ」という文字もある。

 子音字は殆どが、この3タイプのどれかに属している。

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表層構造と深層構造の簡略な説明 [英語学]

【2012年05月10日】-今日は、表層構造と深層構造についてできる範囲で説明する。

 このように漢字を使って言うと難しそうに聞こえるが、元の英語の方が分かりやすいだろう。

 英語ではSurface Structure, Deep Structureと言う。「表面の構造」と「深い構造」ということだ。

 このような区別をするのは、同じ構文に見えても構造の違う文があるからだ。チョムスキーは次の2文を挙げて説明した。

(1) He is eager to please.(彼は人を喜ばせたがっている)

(2) He is easy to please. (彼は喜ばせ易い人間だ)

 3番目の単語が違うだけで、そっくりの文だ。だが意味や構文はかなり違う。(pleaseはここでは「喜ばせる」の意味。)

 (1)ではheは形式上主語だし、pleaseの意味上の主語でもある。だが(2)でheは形式上は主語だが、意味上は主語ではない。「彼が誰かを喜ばせる」のではなく、「誰かが彼を喜ばせる」からだ。It is easy to please him,と言っても同じことで、こっちが本来の言い方だろうし理解しやすい。

 次の(3)は二通りに解釈できる。

(3)Flying kites can be dangerous.

 flyingを動名詞と考えて、「凧を飛ばすことは危ないことがある」と解釈するのが一つ目。またflyingはkitesを修飾する現在分詞と考えて、「飛んでいる凧は危ないことがある」というのが二つ目の解釈だ。

 このように見たところ(表面)はそっくりだが、深いところ(深層)では違う文がある。チョムスキーはそれをはっきり認識し、表層構造と深層構造と名付けた。これが斬新だった。

 だが上に挙げた例文はちょっと不自然だ。たとえば(3)ではcanでなく、be動詞の定形を使えば、解釈は一通りしかできない。

(4a)Flying kites is dangerous.
(4b)Flying kites are dangerous.

 (4a)のようにisならflyingは動名詞だし、(4b)のようにareならflyingは現在分詞だ。

・参考資料
http://lsa.dialog.jp/qaboard/qab-show-answers.php?no=722

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変形生成文法の簡単な説明 [英語学]

【2012年05月08日】-生成文法は以前、変形生成文法と言った。「人間が発する文には基本的な形があって、必要に応じてそれを変形させ使う。また文法は無限の文を生み出す。」という観点から、このような名をつけたらしい。

 アメリカ人の言語学者のノーム・チョムスキーが1957年に提案した学説で、今では各国の文法家がこの枠組みで言語を研究している。(他の学派もある。)

 それまでにも文法に変形という概念はあったが、チョムスキーの捉え方は斬新だった。表層構造や深層構造という発想も素晴らしかった。

 チョムスキーは大体10年ごとに、変形文法の新しい理論を発表してきた。標準理論(1957年)、拡大標準理論(1965年)、修正拡大標準理論(1973年)、統率束縛理論(1981年)、ミニマリズム(1990年)と発展させてきた。

 修正拡大標準理論までは割と分かりやすいが、統率束縛(Government and Binding)理論以降は非常に専門的だ。

 変形文法は15年くらい前に一応勉強したが、そのあと中断していた。最近ようやくGB理論をやったら驚いた。用語が難解で、それを理解するのに一苦労するからだ。

 用語が難解なのは今までにない捉え方をしているからだが、余りに難しい用語もあるので、必要性を疑うこともある。

 英語ができる人なら誰にでも分かる文を厳密精密に分析するために、難解な用語を作り出している。

 今では初期の斬新さはない。変形という考え方は後退し、表層構造という概念もやめてしまった。余りに理屈っぽいので、入門書さえ所々論理学の本のようになっている。分かり始めると面白いが、それまでが大変だ。

 言語の体系的な説明や普遍文法の樹立を目指すより、斬新な分析を示すことの方が、人類の英語理解に役立つと思う。

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生成文法と英語研究の危機 [英語学]

【2012年05月06日】-前回の続きを書く。本当は生成文法とは何かを説明しなければならないが、それは大変なのでまたの機会に譲る。

 今回は私が最近感じた他の事例を書くことにする。

 先日、本屋で『英語語法レファレンス』という本を手に取った。著者は柏野健次氏で、三省堂が2010年7月に発行した。氏は大阪樟蔭女子大学の教授だが、失礼ながらこの大学は初めて聞いた。

 以前なら、こんなことはなかったろう。東京の有名大学の英語教師は軒並み生成文法をやっているので、出版社は大阪の先生に執筆を依頼したのではないかと思った。

・中学教科書
 また同じく三省堂が出している中学教科書の『ニュークラウン』を目にする機会もあった。著者として十数人の大学教師の名が並んでいたが、こっちも聞いたことがない大学ばかりだった。

 この教科書はやたらに難しいが、問題がある。イギリスではMrやMrsのような略語を書く時ピリオドは打たないが、アメリカではMr.やMrs.のようにピリオドを打つ。『ニュークラウン』はアメリカ英語を教えているはずなのに、ピリオドがないのだ。

 また引用符で文が終わる場合、He said, "I'll go."のように."と書くのが普通だが、この教科書ではHe said, "I'll go"のようにピリオドを打たない。こんな表記はないと思う。

 さらにインターネットで公開している「ワークシート」の中学1年の分には、「私たちは毎日バスケットボールをしません。」を表すように、

We ( play / don't ) basketball every day.

を並べ替える問題が載っている。

 正解は We don't play basketball every day. だが、これは部分否定の文だ。だが日本文は全面否定の文のように読める。

 つまり英文では「バスケットボールは毎日はしないが、週に数回はする」といった意味なのに、和訳では「バスケットボールは週に1回もしない」とも受け取れる。「私たちはバスケットボールを毎日するわけではありません。」と訳せば、部分否定がはっきりする。だがどう訳そうとも、中1の教材にはふさわしくない。

 生成文法の論文ばかり読んでいても中学や高校の英語教科書は書けるはずだが、中学教科書を書くのは生成文法の分からない二流学者なのかと疑念が湧いた。

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生成文法と英和辞典の衰退 [英語学]

【2012年05月04日】-「言語学を研究している」と言うと、大抵「そんなものあるの」といった顔をされる。経済学や政治学なら誰もが知っているが、言語学には馴染みがないのだろう。

 「英語を中心にやっているから、言語学の中でも英語学だ」と言うと、もっと怪訝な顔をされる。「英語学」という言葉さえ知らない人が多いようだ。

・英和辞典という恩恵
 英語学という言葉を知らなくても、日本人なら誰もが英語学の恩恵を受けている。英語学を専攻している学者、つまり英語学者が英和辞典を作っているからだ。大学受験用の参考書、特に体系的な文法書を書くのも殆ど英語学者だ。

 英語学はいくつかの分野に分かれている。音声学、音韻論、文法(形態論、統語論)、意味論、語用論、文体論、語彙研究、英語史、社会言語学などだ。(この分類は絶対的なものではない。)

 英語を学問的に研究しているのなら、どんな内容でも英語学に入る。一般の人には、英語の学問的研究という発想が理解しにくいかも知れない。

 英語学の中心は文法、その中でも統語論だ。統語論は、語順や語の用法を研究する。統語論を研究する者が一番多く、研究も盛んだ。

 文法を研究している者が文法書を書くのは当然だが、辞書の編纂(へんさん)もするのはちょっと不思議だ。文学研究者や翻訳家がやってもいいはずだが、実際には英語学者が中心になって英和辞典を作っている。

 辞書を書くには語義を分類しなければならないし、文型や語法の知識も必要だから英語学者が中心になっているのだろう。

・英和辞典の衰退
 ところで日本で一番大きな英和辞典は、研究社が出している『英和大辞典』だ。数年前、2006年に出た第6版の巻頭を見て、びっくりした。15人ほどいる編集委員の顔ぶれが、1980年に出た第5版と殆ど同じだったからだ。

 平均寿命が延びたから、英語学者も長生きになったろう。だが中心になる者が26年も経っているのに殆ど同じということは、辞書の執筆に加われる学者が育っていないということではないか。

 執筆者の一覧には、『英語達人列伝』で有名になった斎藤兆史・東大教授の名があって少し安心したが、編集委員の一覧を見た時には驚いた。

 辞書の編纂に参加できる英語学者が減っているのは、60歳以下の文法家は多くが変形生成文法(統語理論の一種)をやっていて、文法現象や語法に弱いからではないと思う。

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バス運転手「1ヶ月家に帰っていない」 [*事件や事故]

【2012年05月02日】-29日の早朝に高速バスが事故を起こしてから、メディアはバス会社が安全管理を怠ったのではないかと批判している。

 だが今日になって、元々二人の運転手が交替で運転する予定だったのに、一人が体調を悪くしたので、仕方なく容疑者一人で運転していたことが分かった。

 メディアは昨日まで、1日670キロメートルまで運転できる安全基準を見直すよう求めてきたが、それは的外れだった訳だ。

 また運転手は「1ヶ月家に帰っていない」と話しているから、休暇を長く取っていなかったのだ。今回の事故に限っていえば、1日の労働時間を短くしても防止策にならなかった。

 確かにバス会社は運転手をこき使ってきたが、安全基準を見直すことより、労働基準法をしっかり守らせることの方が大事なようだ。

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