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子供を叱るとき強く叩いてしまう親が2割もいる [教育]

【NMN 2011年07月27日】-ネットエイジア株式会社はこのほど、携帯電話を使って児童虐待などついて約2千人に調査した。

 自分の子供と同居している人に、「子供を叱るときに度を越して叩くことがあるか」と尋ねたところ「あてはまる」が19.5%もいた。

 また「子供に大声で怒鳴ることがある」と答えた人は61.5%で、「子供を叱りすぎて反省することがある」は47.9%、「子供を無視してしまうことがある」は17.7%、「子育てを放棄したくなることがある」は11.8%、「自分が虐待しているのではないか不安になることがある」と答えた7.7%だった。

・オレンジリボン運動
虐待防止のオレンジリボンを知っているか尋ねたところ、回答者のうち「詳しく知っている」が4.6%、「名前を聞いたことがある程度」が29.7%で、認知率は34.3%となった。男女別では女性の認知率(40.3%)が男性の認知率(28.3%)より高かった。

 次に回答者に対してオレンジリボンについて説明をした。オレンジリボンは子供虐待の現状を広く知らせ、子供虐待を防止し、「虐待を受けた子供が幸福になれるように」という気持ちを込めたシンボルマークで、NPO 児童虐待防止全国ネットワークが中心になって決めた。

 また厚生労働省は2007年の11月から毎年11月を児童虐待防止推進月間とし、オレンジリボンの啓蒙やイベント実施を推進し、市街をオレンジの色で埋め尽くす計画を立てている。

 このような説明をしてから、「オレンジリボン運動に関心があるか、関心を持ったか」と尋ねたところ、「非常に関心がある。関心を持った」と答えた人は16.1%で、「やや関心がある。関心を持った」は56.6%だった。合計して72.7%の回答者が「関心あり」と答えたわけだ。

 児童虐待を憂慮しているが、自分の行動は制御しきれない人が多いようだ。

○調査対象…18~59歳の携帯電話ユーザー
○調査期間…2011年4月22日~5月2日
○ 回答サンプル数…2212名
(回答者キャリア内訳:NTTドコモ57.4%、au33.2%、ソフトバンク9.4%)
○調査方法 …モバイルリサーチ(3キャリア)

・参考資料
http://www.mobile-research.jp/investigation/research_date_110711.html

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英語を音読する時は体に取り入れる気持ちで [英語教育]

【2011年07月28日】-1年くらい前、英語が苦手な高校生が中学英語を復習するための教材を考えたので、載せることにする。これを数回音読すれば第3文型が身につくはずだし、人称代名詞の単数も復習できる。

 このような英文を訳してから音読すれば、基礎が段々身についていく。外国語の学習では音読がとても大事だ。音読しない人は決して上達しない。大きな声を出す必要はない。口をちゃんと動かして、はっきりした音を出した方が身につく。また英語を体の中に取り入れる気持ちで読むといい。

 「大きな声で読むべし」は俗説に近い。声の大小は関係ないからだ。声が大きすぎると逆効果なくらいだ。

 I love you.
 He loves you.
 She loved you.

 She loved him.
 Jane loved him.
 Jane loves Jack.

 I know you.
 He knows you.
 Jack knows you.

 Jack knows Jane.
 Jack knows her.
 Jack knew her.

 Jack knew me.
 He knew me.

 love. know は「愛する」「知る」ではなく、「愛している」「知っている」と訳すべきことが殆どだ。

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タグ:英語
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和製英語は日本人の英語力を落とす [英語教育]

【2011年07月27日】-そういえば「ニュー・オープン」も和製英語だった。

 英語の専門家は「和製英語は不愉快だ」と言うが、不愉快なだけでは済まない。和製英語は英語力を落とすのだ。

 まず英語を真剣に勉強していても、和製英語かどうか判定が難しい。文法的におかしいのならすぐ判断できるが、そうでないとすぐには分からない。調べても簡単には解決しない。新しい和製英語ができても、辞書や解説書が載せるまでには時間がかかる。

 そうなると、日本で目にする英語で正しいと判断できないものについてはいつも警戒しなくてはならなくなり、エネルギーを使う。(「エネルギー」はドイツ語の読み方だから、間違いではない。)

 和製英語かも知れないと思っていても、英語を話す時につい使ってしまって、通じないことや誤解を生むこともあるはずだ。

 和製英語だと分かったら、そのような英語を見るたびに「これは間違っている」と自分に言い聞かせないといけない。そうしないと、おかしな英語が頭に入ってしまうのだ。また和製英語に抵抗しないと、せっかく培った英語の感覚が崩壊してしまう。

 和製英語は不愉快なだけではない。日本人の英語力を落としている。全廃は無理だが、極力やめるべきだ。

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日本は他国より和製英語が多いだろう [英語教育]

【2011年07月26日】-和製英語は片仮名で書いても駄目だが、アルファベットで書くともっと問題だ。正しい英語のように見えてしまうからだ。一口に和製英語と言っても問題性は様々だ。

 他の言語でも、外国語を勝手な意味で使うことはある。英語でも、フランス語やラテン語を品詞まで変えて使っている。au pair というフランス語はon equal terms(「同じ条件で」)という意味なのに、英語では「住み込みの家庭教師」という名詞で使っている。とんでもない。

 今世界で一番勢力の強い言語は英語だから、世界中のあらゆる言語に英単語が入り込んでいるはずだ。フランス語やドイツ語にも入っている。だが今では日本のように勝手な意味で使うことは殆どない。以前は仏製英語や独製英語を生み出し今でも使っているが、新たに作ることはないようだ。弊害が分かっているし、みっともないから、メディアや企業は避けるのだろう。

 日本のように勝手な英語表現をまだ作り続けている国は、他の先進国にはないと思う。

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「リニューアル・オープン」も和製英語 [英語教育]

【2011年07月24日に掲載、26日に加筆訂正】-前のエントリーの終わりに、「オープンを勝手に『開店』という意味で使うのも、この語には名詞の用法がないことを知らないからだ。」と書いたが、openに名詞の用法が全くないのではない。「空き地」や「オープン・トーナメント」という意味でなら名詞の用法がある。だが、「開店」という意味はないのだ。動詞の「開店する」ならある。

 ところが日本では「オープン」を名詞としても使う。日本語では「開店」に「する」をつけて「開店する」と言うから、何となくopenにも名詞の用法があると思い込んでいるのだろう。英語で「開店」と言いたいのなら動名詞にしてopeningと言えばいい。

 「オープン」を名詞として使うのが間違いなのだから、「リニューアル・オープン」も和製英語だ。「新装開店」を訳してこう言っているが、英語のrenewalには「新装」「改装」という意味もない。「リニューアル・オープニング」と言っても、ちゃんとした英語ではない。

 「新装開店」は「新装してから開店する」の意味だが、「新装」と「開店」を英訳してただ並べても、英語にはならない。「新装」はrefurbishmentというが、refurbishment openingと言っても意味をなさない。

・「グランド・オープン」も
 また「グランド・オープン」も広まっているが、これも間違いだ。openは動詞だから、修飾する語はgrand という形容詞では駄目で、grandlyという副詞にすべきだが、grandly openは不自然な表現だろう。grand openingならある。

 このような思考法を教えなくてはならないが、大半の中学高校ではちゃんと教えない。大学でもめったに教えない。英語ができる者は極端に少なくて当然だ。

 「プレオープン」も和製英語だ。大きな英々辞典を引いてもpreopenという語は出ていない。数学の専門用語としてはあるようだ。一般的には使わない特殊な語を日本では多用しているのだ。

 マンション業界は特にひどくて、モデルルームを「プレオープン」してから「グランド・オープン」する。2回もオープンするのだ。間違いでも何でもいいから盛り上げて金を儲けようというさもしい根性だ。

 オープン・キャンパスも和製英語のようだ。「日本は馬鹿連合」と言っても誰も反論しないだろう。
 

・参考資料
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q117015181
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q118590096

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前置詞の前に名詞を置くのは無学者 [英語教育]

【2011年07月24日】-英語の専門家や真剣に勉強している人は和製英語を忌み嫌っているが、和製英語の問題性は様々だ。英米人はそう言わなくても文法的にあり得る形だから、許容できるものもある。一方、文法的に絶対にないので、断じて認められないものもある。

 英語には(フランス語やドイツ語にも)前置詞という品詞がある。日本語の助詞(「~に」や「~で」)に当たる語だ。実例を挙げると、at, in, onなどだ。

 日本語では名詞のあとに助詞を置いて、「日曜日に」などと言う。英語などヨーロッパ語ではon Sundayなどと名詞の前に前置詞を置く。前置詞の名の由来はこれだ。名詞の前に置くから前置詞(preposition)と言うのだ。(前置詞は元々副詞なので、ドイツ語などでは名詞の後ろに置く語も少しある。)

 だが時々Sunday on といった類の和製英語を見かける。on Sundayのつもりだろう。池袋のブルース・バーの看板にそう書いてあるのを見て、驚愕したことがある。Delta Blues Sunday onなどとあった。支離滅裂なので、意味を取るのに考えた。「日曜日はデルタ・ブルースをかける」のつもりだろう。Delta Blues on Sundayと書くべきだ。

 ブルースを一晩中かけているから、英語の歌が多いはずだ。英語の歌を散々聴いている店員が、こんな基本的なことも知らないのだ。英語でこんな語順は見たことがないはずだ。それなのに日本語に釣られて、いつもこんな恥晒しなことを書いている。軽蔑せざるを得ない。

・大企業も無学文盲
 零細企業だけが前置詞の使い方を知らないのかというと、そうではない。大企業も知らない。

 化粧品会社などはリンスを含んだシャンプーを売っていて、大抵「リンス・イン・シャンプー」と称している。これでは「シャンプーの中のリンス」は表すが、「リンスを含むシャンプー」は表さない。英語では「名詞1+前置詞+名詞2」という語順だと、前置詞は名詞2と組み合わさって、名詞1を修飾する。

 shampoo with rinse in it と言えば「リンスを含むシャンプー」が表せて文法的にも正しいが、英米ではtwo-in-one shampooかconditioning shampooと言うそうだ。conditionには「整える」という動詞の用法がある。ここではそれだ。

 東洋水産は2009年からテレビ・コマーシャルにSmiles for All と書き、「すべては笑顔のために」という訳語も添えている。この英語もどきは決してこの意味を表さない。「全員に笑顔を」という意味にしかならない。

 「すべては笑顔のために」と言いたいのなら、All for Smiles かEverything for Smileだ。前置詞はあとに来る名詞と組み合わさる。前にある名詞とではない。

 東洋水産の幹部は一流大学を出ているだろうが、英語の基本も身につけていないのだ。この和製英語は余りにひどいので、「ヤフー!知恵袋」に2件も質問が出た。

・品詞を覚えるべし
 企業だけでなく消費者も無学だから、こんな英語がはびこるはずだ。英単語を覚える時には品詞も一緒に覚える必要があるが、前置詞や従属接続詞は特にそうすべきだ。品詞を覚えないと使い方が分からない。openを勝手に「開店」という意味で使うのも、この語には名詞の用法がないことを知らないからだ。

 中学や高校の英語教育は完全に失敗している。文法ばかり教えているのではない。文法をろくに教えていないのだ。正反対のことを言っていたら、英語教育はもっと駄目になる。日本は馬鹿連合なのだろうか。

・参考資料
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_genres_of_the_blues
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1020872115

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1323860068
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1431960759

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意味不明な和製英語がはびこる訳 [英語教育]

【2011年07月22日】-日本語に訳すと意味が通らない和製英語が氾濫しているのは、大半の日本人は英語を何かの記号やキャッチフレーズのように思っているからではないか。英米人が毎日生活に使っている言葉とは思っていないだろう。

 中学生の中には、英文の意味を考えないで問題を解こうとする生徒がいる。「次の文を疑問文にしなさい」という問題があると、疑問文にはするのだが、成績の悪い生徒は知らない単語があっても調べないし、英文の意味を考えようともしない。指示の通りに疑問文にするだけだ。(意味を考えないで疑問文にするから、一般動詞の文でも文頭にbe動詞を置いてしまう。)

 英語を英米人が毎日使う言葉とは思っていないようだ。数式を解くのと同じ感覚なのだろう。生徒が英語をそのように受け止めてしまうのは、教え方にも原因があるはずだ。塾ではまず英文を読ませるのではなく、初めから問題を解かせることが多い。また教師は問題の解答は求めても、和訳はめったにさせない。

・入門書でも
 最近、英語が苦手な高校生に向けて作った問題集を何冊か見たが(日栄社の『高校英語基礎のキソ』など)、そこでも大抵英語を数式のように扱っていて驚いた。第1問が例えば穴埋め問題なのだ。これでは生徒は英語をコミュニケーションの手段とは見ないだろう。「試験に出るからやるもの」と思ってしまうだろう。

 言語は自分の気持ちを伝え、相手の考えを理解するためにあるのだから、問題は訳読を基本にすべきだ。「次の英文を和訳しなさい」という問題で始めるべきだ。(長文ではなく1行の短文で。)和訳がちゃんとできれば、問題は殆ど解ける。

 それなのに第1問が穴埋めで、次は書き換えで、その次は選択問題だったら、生徒が英語を意志疎通の手段と考えるのは無理だ。「高校や大学に入るための勉強」と思ってしまう。

 学校の教科書は批判を受けるが、塾のテキストや市販の問題集にも問題がある。改革が必要だ。

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和製英語が蔓延しているのは英語教育の失敗が原因 [英語教育]

【2011年07月22日】-和製英語は多いが、「なでしこジャパン」は特にひどい。「なしでこ日本」と訳しても意味をなさない。「なでしこチーム」か「チームなでしこ」または「ジャパン・チーム」と言うべきだ。アメリカでは、ワールド・カップに出場した女子サッカー・チームをTeam USAと言っている。

 「なでしこジャパン」は公募して決めたらしいが、サッカー・ファンの知能もサッカー協会幹部の学力も驚くほど低い。

 2004年のオリンピックに出場した野球チームは「長嶋ジャパン」と言った。「長嶋日本」では全く意味をなさない。「長嶋チーム」か「チーム長嶋」と言うべきだ。長嶋茂雄氏が脳梗塞で倒れ、監督を務められなくなったのに「長嶋ジャパン」と言い続けていた。異常だ。スポーツ・ファンは、意味をなさないことを平然と言い続けられる馬鹿なのか。

 中学1年の英語も分からない無学者が国民の大半を占めているのなら、日本の衰亡は避けられない。

・英語教育
 和製英語が氾濫しているのは、英語教育の失敗が原因だ。中学や高校の教師は、生徒に英語の基本をしっかり教えていないのだ。だが教師は和製英語に不快感を示すばかりで、自分の責任は感じていないようだ。生徒や親も成績や進学先は気にしても、英語力はあまり考えない。塾や予備校も、上位の学校に入れることを重視する。

 マス・メディアはノーベル賞の受賞が少ないと批判するが、和製英語を撒き散らして研究者に迷惑をかけているのに、罪を自覚しない。足を引っ張っておいて、批判するのだからとんでもない。

 表面と結果しか見ない人間が大半だ。日本が発展する訳はない。

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タグ:和製英語
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菅はやっぱり『なでしこジャパン』も延命に利用した [政治家]

【2011年07月20日】-いわゆる「なでしこジャパン」は17日のサッカー女子ワールド・カップで優勝し快挙を成し遂げたが、それを伝えるニュース番組が菅首相の顔を映した時「菅のことだから、『なでしこが頑張ったから、私もあやかりたい』」などと言うのではないかと一瞬思った。

 19日の国会で実際にそう言った。「『なでしこジャパン』の行動には、私もやるべきことがある限りはあきらめないで頑張らなければならないと感じた」と語った。

 支持率の落ちている首相は日本選手が優勝などをしたら、「自分も頑張りたい」と言うことがあるが、いつもいつもではないと思う。だが菅は誰かが活躍すると必ず「あやかりたい」と言う。

 はっきり覚えていないが、誰かが失敗した場合は「自分はそうならないように気をつけたい」とも言ったように思う。何でも延命に利用する男だ。恐ろしい。

・今からは間に合わない
 選手団が首相官邸を表敬訪問した時には、「今から勉強して間に合うか分からないが、ぜひ統率力を学びたい」と話した。復興を邪魔しておいて、こういうことを言うのだ。頭がおかしい。

 国会は6月末延長したが、菅のせいで2週間ほど空転した。再開してからも、菅が審議を妨害するそうだ。公明党の山口代表がそう言った。

 マスコミはなでしこで大騒ぎで、NHKの衛生第1放送は19日午後2時前後、記者会見の模様を生中継した。特別なことは言わなかったろうから、時価の無駄だ。またNHKは午後9時のニュースで台風被害も大袈裟に取り上げて、時間を無駄にした。マスコミはまだ騒いで日本人の思考力を落とそうとする。

 また「なでしこジャパン」という和製英語も問題だ。(敬称略)

・参考資料
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110719-OYT1T00359.htm?from=main1
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110720ddm005010023000c.html
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2352463/

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英語ではどういう時に受動態を使うか [英語学]

【2011年07月20日】-英語教育では、能動態の文を書き換えて受動態を教えるが、それでは受動態の必要性は分からないと書いた。もっと詳しく、どのような場合に受動態を使うか列挙してみる。

1. 動作主が分からない場合。
His father was killed in the second world war.(彼のお父さんは第2次世界大戦で死んだ。)

2.動作主は明白で、言う必要がない場合。
He was elected Member of Parliament last year.(彼は去年国会議員に選ばれた。)

3.話者が動作主に関心を示さない場合。
The doctor was sent for.(医者が呼ばれた。)

4.話題の中心が動作主でなく、動作を受ける側にある場合。
His son was run over by a car.(彼の息子は車に轢かれた。)

5.科学論文などで、動作主が自分に言及したくない場合。客観的な印象を与えることができる。

If oxygen and hydrogen is mixed, water is produced.(酸素と水素を混ぜると水ができる。)

6.話しの進め方から、動作を受ける側を主語にした方がいい場合。
When he was walking along the street, he fell down and was taken to the hospital.(彼は町を歩いている時、倒れて病院に運ばれた。)

 イェスペルセンは「7割以上の受け身にby ~はない」と書いている。動作主のない場合が殆どなのだ。

・参考資料
Otto Jespersen(1933)Essentials of English Grammar
Quirk, Greenbaum(1997)A Student's Grammar of The English Language

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ギリシャ語には受動態と能動態に加えて中動態があった [英語学]

【2011年07月18日】-昨日「受動態はpassive voiceの訳だ」と書いたが、能動態を英語ではactive voiceと言う。active(活動的な)とpassive(受動的な)が対応しているわけだ。文法用語を英語で知ると、理解が深まることがある。このレベルの英単語を覚えることにも役立つ。

 ところで言語学の本を読んでいると。middle voiceというのが出てくる。「中動態」と訳している。能動でも受動でもなく「中間の態」というわけだ。ギリシャ語やサンスクリット語にあったvoiceで、主に行為が自分自身に及ぶ場合に使った。つまり「私は鏡の中に私を見た」(つまり「自分を見た」)などと言いたい時に使った態だ。英語など現代語では、I looked at myself in the mirror. のように再帰代名詞を使っていう場合だ。

・受動態と融合
 ギリシャ語やサンスクリット語にあったと言っても全時制にあったのではなく、殆どの時制で受動態と同じ形だった。印欧祖語の段階では違う語形だったのだろうが、ギリシャ語などの段階では受動態と殆ど同じになったのだと思う。

 ラテン語では特有の語形は全くなく、全時制で受動態と同形だった。だからラテン文法では「中動態」と言わないが、受動態の語形で他動詞のように目的語を取るから不思議な感じがする。

 その後ギリシャ語では中動態の変化は段々消えて、現代ギリシャ語では受動態と全く同じ語形になった。ラテン語の子孫であるフランス語やスペイン語には、中動態の痕跡さえない。

 中動態は要らないから消えたのではないか。再帰代名詞を使えば言い表せることだから、中動態を保持する必要はない。印欧祖語やギリシャ語にあった希求法もなくなって、接続法(仮定法)に吸収された。

 英語の受動態も仮に必要がないのなら、消えていたはずだ。まだ残っているのは理由があるからに違いない。英語の授業では、能動態の文を機械的に書き換えさせるばかりでなく、どんな時に受動態を使うのか説明すべきだ。

・参考資料
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3309568.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Voice_(grammar)#Middle

高津春繁『印欧語比較言語文法』(岩波全書)
MacDonell, "A Sanskrit Grammar for Students"

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受動態の和訳は奇妙 [英語学]

【2011年07月17日に掲載、18日に訂正】-英語の受動態の教材では、日本語訳が特に不自然だ。

 「この自転車は健によって使われています。」「この机はトムによって作られました。」などと書いてある。奇妙な言い方だ。日本語では普通「この自転車は健が使っています。」「この机はトムが作りました。」と言う。

 英語では「自転車」や「机」について話したくなって、それで文を始めた場合は動詞の部分はbe+過去分詞の受動態にしなくてはならないが、日本語では物で文を始めても受け身にする必要はない。「これは健が使っている」「これはトムが作った」と言える。

 「あなたたちは加藤先生に教えられていますか。」は一層奇妙だ。日本語では普通「教わっていますか」と言うのだ。「教える」には、受け身を表す「教わる」という対応形があるから、それを使えばいい。

・国語では人が主語で被害を表す
 日本語の「れる」「られる」は欧州語の受動態とは違って、被害を表すのが基本だと思う。「先生に怒られた」「友達に先に行かれた」「子供に先立たれた」などのように、自分が困った事態に陥ったことを表すのが基本的な用法だろう。

 それに日本語の受け身の文では、主語は殆どの場合人だ。物を主語にして「これは使われています」などと言うと不自然だ。だから英語の教材でもなるべく人を主語にしておけば、和訳した時に不自然にならないで済む。14日と15日のエントリーに載せた練習問題では、元の文の目的語をなるべく人にしておいた。

 メディアも政治家も役人も不自然な受け身を乱用するが、その一因が英語教育にあるのなら、受動態の文の主語はなるべく人にしておいた方がいい。英語を勉強して言語感覚がおかしくなり、日本語が下手になってしまっては本末転倒だ。物が主語になっている時、教師は直訳に加えて意訳も添えて配慮する必要がある。

 なお受動態はpassive voiceの訳語だ。「声」を意味するvoiceを使うのは、ラテン語で「態」をvox(ウォークス)と言い、それを直訳したからのようだ。vox はvoiceの語源だが、「声」に加えて「語」や「発言」という意味もある。

・参考資料
http://tb.sanseido.co.jp/english/newcrown/200710worksheet-data/worksheets_book2_ver4.doc

http://study.005net.com/English/3/ukemi.pdf

Zandvoort, "A Handbook of English Grammar"(1975) p.53

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英語の受動態は動作主を言わないためにある [英語学]

【2011年07月15日】-もう少し、受動態に変換する文を考えてみた。第3文型の練習問題としても使える。

1. Mary loves John.
2. Everyone likes Jane.
3. My parents scolded me yesterday.

・受動態の目的
 中学生向けの教材を見ていて内容が不自然だと思ったのは、語彙に制限があることもあるが、受動態にする必要のない文があったからだ。たとえば

 This book is liked by me.(この本は私に好かれています)

はいかにも不自然だ。こんなことを言う人はまず考えられない。大抵、I like this book. か This book is my favorite. と言うはずだ。

 能動態の文を書き換えて受動態を教えるが、元の文の主語をbyのあとに置き、元の文の目的語を主語に据えると長くなるだけで、何のために受動態にするのか分からない。

 受動態は元の文の主語を言わないためにあるはずだ。何かをした人(動作主)のことはどうでもよくて、何が起きたのかを伝えたい時に受動態にするはずだ。たとえば

 He was killed yesterday in a road accident.(彼は昨日、交通事故で死んだ。)

では誰が彼を轢(ひ)いたかは関心の的でなく、彼が亡くなったことに重点を置いているはずだ。よく「元の主語のby 以下は省略することが多い」と説明するが、動作主に言及したくないのだから省略するのは当たり前だ。

 初級の段階だから仕方がない面もあるが、なぜ受動態の文を使うのか理由を言わないと、生徒は呆気にとられてしまうと思う。

・参考資料
http://choidebu.com/bunpou/ukemi.htm
Leech, A Communicative Grammar of English

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タグ:理由 受動態
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英語の教材は質が低い [英語教育]

【2011年07月14日】-久しぶりに中学生に英語を教える教材を見たら、質が低いので驚いた。内容は不自然だし、急に難しくなったりしている。

 そこで教材を考えてみた。受動態を習ったばかりの生徒が、能動態の文を受動態に変える問題だ。

1. John loves Mary.
2. Our teachers praise us.
3. White people killed many Indians.
4. Soseki Natsume wrote Botchan.
5. We eat much beef and chicken every day.

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タグ:英語 受動態
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立教の英語教員は『英和活用大辞典』に頼りすぎだ [英語教育]

【2011年07月14日】-前々回のエントリーで「東進の模範解答は間違っている」と書いたが、自宅にある58年発行の『研究社英和活用大辞典』をもう1度引いてみたら、make proof を含む例文が二つも載っていた。(以下『活用辞典』と略す。)

 英語では動詞を名詞形にして、その前にmake を置き、動詞の意味を表すことがある。discover(発見する)を名詞形にして、discovery (発見)にし、前にmakeを置いて、make discovery と言って「発見する」を表すようなやり方だ。

 1958年の『活用辞典』にmake proof が出ていて、心配になり、また図書館に行って1995年の『活用辞典』を引いてみた。そうしたら驚いた。立教の問題文に似た例文が載っていたのだ。

 問題文は
The information in the report was not enough to (  ) proof. だが、『活用辞典』には

The information in the folder didn't constitute proof.

が載っていた。問題文にそっくりだ。訳として「書類ばさみの中の情報は証拠にはならなかった」と書いてある。立教の先生はこの設問も『活用辞典』を参考にして作ったのだろう。

 だが1995年の『活用辞典』にmake proof は一つも載っていない。旧編の用例は削除したわけだ。make ~はわざわざ載せなくても分かるから割愛したのかと思ったが、make discovery やmake progress(進歩する)は載っていた。

 1995年の『活用辞典』を根拠にして、make proof は間違いだと決めつけてしまったが、make でもいいかも知れない。だが出題者は1995年の『活用辞典』を参考にして問題文を作ったようだから、constituteの方がいいと思う。出題者はそれを正解にしているはずだ。

・意味内容
 なお、どの動詞を取るのかという連語(コロケーション)の観点からだけ考えるのは不充分だ。意味も考慮する必要がある。

 58年の旧編にはmake proof of a person's courage(skill, talent)という用例が載っていて、訳は「人の勇気(など)をためして見る」となっている。make proofは「証明する」を表すはずだから不思議だ。
 

(make proofを含む例文を削除したのは、旧編の用例は文全体でなく部分的だし、例文として信憑性が低いと判断したからだろう。訳文もよくない。)

 問題文では「その報告書の情報は証明するには不充分だった」とは考えにくい。何を証明するのか分からないからだ。「証拠を形成するには不充分だった」と考えた方が自然だと思う。これも何の証拠か分からないが。

 だから正解はやはりconstituteに違いない。

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立教の先生は『英和活用大辞典』を使って入試問題を作っているようだ [英語教育]

【2011年07月12日】-前のエントリーで『新編 英和活用大辞典』を挙げたが、これは1995年に研究社が出版した。「新編」を冠しているくらいだから旧編があって、それは1958年に出た『研究社英和活用大辞典』だ。こっちは持っている。高校生の時に買った。旧編でもproofを引いたが、constituteを含む例文は載っていなかった。

 立教の問題には次もある。
These games will ( ) the friendship between our two peoples.
イ attach ロ bond ハ cement 二 stick

 「このような試合は私達両国民の友好関係を強めるだろう」の意味だろう。cement the friendshipは新聞や雑誌で何度も見た。「セメントで固めるように強固にする」の意味だろう。

 解答はハだ。東進の模範解答でもそうなっている。だがcementを見ると「セメント」を思い浮かべてしまって、これを選ぶ受験生は少ないと思う。

 ところで1958年の『英和活用大辞典』を引いたら、cement
the friendship between the two peoplesという例文が出ていた。立教の先生はこの辞書を参考にして問題を作ったと見える。1995年の『英和活用大辞典』にこの例文は載っていなかった。

 peopleには「国民」という意味があるが、ちょっと古めかしい。今では大抵nationと言う。古めかしい表現を使ったから、58年の同書を参考にしたという推測が強まる。

 ちなみにcementは名詞の時も動詞の時も、第2音節の「メント」にアクセントがある。発音をしっかり覚えないと、リスニングができない。

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東進ハイスクールの模範解答に誤り発見 [英語教育]

【2011年07月12日】-予備校の東進のサイトで、立教大学文学部の今年入試問題を見た。3は空所補充問題で、その4には次のようにある。

 The information in the report was not enough to (  ) proof.
イ constitute ロ create ハ make 二 take

 「その報告書の情報は、証拠を形成するには不充分だった」という文を作らせたいのだろう。「証拠を形成する」は分かりにくいが、平たく言うと「証明する」のことだと思う。

 英語では、名詞が目的語になっている時どんな動詞と結び付くか、大体決まっている。(国語でもドイツ語でも大体決まっている。)

 constitute proofという表現を英字新聞などで見た覚えがあるが、自信がなかった。constituteは「構成する」「形成する」の意味だ。

 英和辞典や英々辞典を数冊引いたら、proofが取る動詞として
give は出ていたが、この選択肢の中の語は挙がっていなかった。

 東進の模範解答ではハのmakeになっている。makeにも「構成する」の意味があるからそうかも知れないと思っていた。

 昨日区立図書館で研究社の出している『新編 英和活用大辞典』を引いてみたら、proofの項にconstitute proofを含む例文は書いてあったが、makeは挙がっていなかった。東進の模範解答は間違っている訳だ。

 英和辞典にも載っていない表現だから、予備校講師にも難しい。受験生はできなくても仕方がない。

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ジェットスター航空:豪州旅行券を400円で発売 [*経済]

【NMN 2011年07月13日】-格安航空券が広まっているが、ジェットスター航空が9日発表した企画はびっくりだ。オーストラリアに片道たった400円で行けるのだ。

 航路は成田―ケアンズ、成田―ゴールドコースト、関空―ケアンズ、関空―ゴールドコーストの4通りで、クラスはエコノミークラスのスターター。

 期間は11月14日(月)から12月14日(水)までで、1000席のみ。ただし燃油サーチャージや受託手荷物料金は含まない額なので、ちょっと残念だ。

 同社は4周年企画の第2弾として10日(日)から14日(木)まで、関空―台北を片道4500円、成田・関空―ケアンズ・ゴールドコーストを同7000円で販売する。これも見逃せない。

 ジェットスター航空はオーストラリアに本社のあるローコストキャリアーで、日本、ニュージーランド、ベトナム、シンガポールに支社を置いている。

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毎日新聞に送った質問状2 [*経済]

 毎日の篠原君には次の文章を送ったのだが、返事は返って来なかった。追い詰められて、返答できなかったのだろう。

【2011年04月07日】-篠原様

 ご回答ありがとうございます。記者クラブに詰めている記者さんは毎日お役所の発表を記事にするので忙しいはずですが、詳しい回答をくださいました。

 ですが、内容には疑問があります。

 篠原さんは概略「もう一度取材したら、『企業が研修の機会を減らしたり、研修費を自己負担させている動向が見えることです。不況によって研修費を削らなければならないと考えられる。一方で、企業は会社の仕事にすぐに適応できるような社員を人材を求めており、それができない人は自己負担ででも研修を行うような状況が発生したと考える』と回答を頂きました。」とお書きになりました。

 そこで経済同友会に再び問い合わせたところ、記録が残っている限りでは取材を受けたのは1度だけで、このようなことは言っていないとのことです。

 このテーマで問い合わせに答えられるのは二人だけなので、担当者の名前が分かればすぐに確認できるとも、電子メールに書いてありました。

 本当にもう1度取材をしたのでしょうか。勘違いではないですか。勘違いではないとおっしゃるのなら、同友会の担当者の名を教えてください。

 また「適応できるような社員を人材を求めており」は不自然な表現です。「社員を」は要らないでしょう。それとも「社員」と「人材」の両方を目的語にする文ですか。同友会の担当者がメールで回答を寄せたのなら、このような不自然な文は書かないでしょう。1度目の取材はメールで行ったようですが、2度目もそうですか。

 事実を率直に話してください。

 また私は箇条書きにして質問したのだから、まとめずに1項目ずつ答えてください。よろしくお願いします。

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タグ:毎日新聞
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毎日新聞に送らなかった質問状 [*経済]

 篠原は誤魔化したので、心の底から怒って次の電子メールを書き始めた。だがこのような強烈な文章を書くから嫌われるのだと思って、これは出さないことにした。以下は未完成だから、内容は不正確であり表現も練っていない。

【2011年04月06日】-言い逃れを長々と書いてご苦労さまでした。それでもあなたの書いた虚偽は消えません。

 きっと誤魔化すだろうと思って、質問を長めに書いておいたのです、「これだけ調べてあるから、誤魔化そうとしても無駄だ」という気持ちを込めて、長くしたのです。

 また訊いたことに答えない可能性があるため、わざわざ箇条書きにしておきました。ですが作為記事を書いたことがバレてしまったので、一つずつには答えず、まとめて回答するという汚い手を使いました。その結果1と3の末尾に関しては回答は全くありません。逃げたのです。

 あなたはこれで私が誤魔化せると思ったのですか。浅はかですね。たまたま新聞社に入って、そこが共産主義に染まっていたから、自分も革命を信じてしまうような人間は、その程度なのでしょう。

 私はあなたの書いた歪曲記事に騙されないで、作為を見抜いたのだから、あなたの誤魔化し作戦


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篠原記者から来た誤魔化しの返事 [*経済]

【2011年04月03日午後7時】-メールを頂きました、毎日新聞の篠原と申します。昨日(2日)から2度ほど、電話を架けさせて頂きましたが、つながらないようですので、失礼かとは思いますがメールで質問に回答させて頂きます。

 前提として、大学生の就職を巡る文科省の動向について、どのような状態になっているかを説明させてください。

 文科省は昨年秋以降、学生の就職内定率が低いことを問題視し、大学側と企業側の懇談会を複数設定し、会合を続けています。その中の議論では、大学側は「入社試験が早すぎるため、3年生以降は就職活動に時間を取られ、学問の機会を失う傾向にある。大学は学問をする場でなければならず、そのためにも試験を遅らせることはできないか」との内容の発言をたびたびしています。

 これに対し企業側は「社会人としての基礎を学ばせるのも大学の役割のはず。最近は入社してきても、『会社で働く』という基本的なことを理解している学生が少なく、良い学生を早く取りたいという意向が企業には強くある。入社試験を遅らせるという方策のほかに、入社後、会社員としてすぐに使えるような人材育成が必要だ」と述べています。

 上記の内容は何度も繰り返されている話なので、文科省に問い合わせて頂ければ分かります。


 こうした現状を踏まえ、質問にお答えさせて頂きます。

①、②、③について
 メールで指摘されたようなやり取りは、同友会への取材の中で行われたことは事実です。ただ、この後、もう一度取材をし、「今回の調査の特徴は何なのでしょうか」という質問をしています。その際には「企業が研修の機会を減らしたり、研修費を自己負担させている動向が見えることです」という回答を頂きました。

 その理由は「不況によって研修費を削らなければならないと考えられる。一方で、企業は会社の仕事にすぐに適応できるような社員を人材を求めており、それができない人は自己負担ででも研修を行うような状況が発生したと考える」と回答を頂きました。

 発表文では論理的思考力などが重視されており、そのことも表にするなどして触れています。その一方で、同友会が言う「特徴」を載せることも重要と考えました。同友会には2度取材をしているので、この件の認識に齟齬があったのかもしれません。

④、⑤について
 これは文部科学省の発表で、記者会見も行われました。各社関心事であるため会見は50分程度行われました。指摘されている各社のコメントは、すべてその会見の中で、文科省側が見解として示したものです。各社の判断で、どの見解を使うかが分かれたのだと思います。朝日新聞が載せたコメントもありました。

 この件についても文科省に問い合わせて頂ければ、事実であるかどうか分かると思います。

 以上がご質問に対する回答です。


 おっしゃる通り、学生に「即戦力」を求めるのは酷な話です。大学側が主張するように、試験日を大幅に遅らせるなどの措置も必要でしょう。それでも、文科省は「ミスマッチ」と称して、この問題を解決しようとしています。「即戦力を求めるのはおかしい」という反論は非常に的を射ており、こうした議論がなされることが学生の状況を変えるきっかけの一つになると考えます。

 「学生の不安を煽る」とのご意見、まったく同感です。ただ、必要以上の不安を煽る報道はどうかと思いますが、企業側にこうした意向がある限り、事実を事実として伝えることが必要とも考えています。

 2月1日現在の学生の就職内定率は過去最低です。この現状を見ても、ミスマッチではすまされない問題が発生していると考えます。震災後は内定取り消しが相次いでいるという情報もありますます。新聞はスペースに限りがあり、動向のすべてを伝えることはできませんが、今後もこの問題については取材を続けたいと思います。

 貴重なご意見をありがとうございました。

 この回答に質問がある場合は、電話をください。番号は下記にあります。ただ現在、震災取材で夕刊、朝刊制作時間帯は対応が困難な場合もあります。比較的時間があるのは午後2時~5時までの間ですので、ご配慮頂けると幸いです。


タグ:毎日新聞
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毎日新聞に出した2通目 [*経済]

【2011年04月03日】-社会部の篠原成行記者が書いた記事について問い合わせた者です。

 篠原記者には昨日の夕方電話を頂きましたが、出られませんでした。

 電話ではあとで「言った」「言っていない」の水掛け論になるかも知れないし、饒舌に話してごまかそうとする人がいるので、電子メールで返事をください。メールでは埒が明かない場合にのみ、電話でやりとりしましょう。


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毎日新聞に送った質問状1 [*経済]

【2011年03月31日】-お忙しいところ恐れ入ります。

 篠原成行記者が1月6日付や18日付に書いた就職に関する記事についてお尋ねします。

1. 今年1月6日付夕刊1面の記事では経済同友会のアンケートを紹介して、「企業は即戦力を求めている」と読めることを書きましたが、このアンケート結果にそのようなことは書いてありません。

 「即戦力」という言葉は1度も出て来ません。「企業が重視しているのは意欲や論理的思考力だ」と書いてあるだけです。なぜ「企業は即戦力を求めている」と読めるような書き方をしたのでしょうか。

 見出しは5段抜きの「企業 求む即戦力」となっていて、殆どの人がそう受け取ってしまうはずです。

2. また経済同友会が「不況で研修費を削らざるを得ず、研修が最低限ですむ即戦力を求める傾向が強くなった」と語ったとありますが、同会に問い合わせたところ「当会からは即戦力とは申しておりません。」という回答を得ました。篠原記者と担当者のやり取りを教えてくれました。

<質問>
今回調査で全グループの4位に「論理的思考力」が上がっている理由について。即戦力を求めているということでしょうか。

<回答>
「論理的思考力」は、グローバル化が進展する中で、異質な価値観の人達とコミュニケーションを図るために必要な力であり、企業の採用においても重視されつつあるものと捉えております。

 同友会が私に回答したことは本当ですか。もし本当なら、どうしてコメントを改変したのでしょうか。

 「論理的思考力」と「即戦力」は全く別物です。こんな質問は本来成り立たないのです。

3. また企業は一切「即戦力が欲しい」とは言っていないのに、1面トップ記事に据えて大々的に報じたのはどうしてですか。整理部も読者を惑わそうとしたのですか。

4. 18日付夕刊では大学生の内定率を報じましたが、文科省のコメントの中にまた「即戦力」が出て来ます。

「文科省学生・留学生課の担当者は『企業側は対応能力のある即戦力を求めているが、就職活動の早期化で学校生活での学びの機会が減り、小手先で就職活動に臨む学生が増える悪循環が生まれている』と分析した。」

 他紙もこの発表を報じ、文科省担当者のコメントを載せましたが、「即戦力」という言葉は全くありません。

 読売新聞「文科省は『(北海道と東北地方には)大企業が少なく学生が中小企業を中心に就職活動を行ったため』とみている。」

 朝日新聞「先行きも見通せず、厳しい就職環境が続きそうだ」「(外国人の採用が増えているので)景気がよくなっても日本の学生の就職枠がどこまで拡大するか分からない」

 日経「大企業志向が強かった学生が中小企業にも目を向けた結果、わずかながら持ち直した。ただ、厳選採用を進める大企業に人気が集まり、採用意欲の高い中小企業は敬遠されるミスマッチの抜本的な改善には依然時間がかかる。」

(朝日には「即戦力」という言葉はありませんが、不安を煽ることばかりでこれも不自然です。歪曲の可能性があります。)

 篠原記者はこの記事でも、担当者の話しを改変したのですか。それともデスクが書き換えたのでしょうか。

 企業の採用に関して「即戦力」は普通「中途採用」を指します。職業高校や専門学校の卒業生を指すこともあります。でも一般の大学を出た者を「即戦力」と扱うことはまずないはずです。

5. 毎日新聞は、根拠がないのに「企業は即戦力を求めている」と言いたいように思われますが、そう考えていいのでしょうか。

 以上の5点について回答をお願いします。

 4月4日までに回答を頂けない場合は、そちらに電話をかけるつもりなので、篠原記者が不在であっても担当したデスクなどが対応できるようにしておいてください。

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毎日新聞とやり取りした電子メールなど [連絡]

【2011年07月06日】-最近忙しくて今日もエントリーを書けそうもないので全く時季外れですが、これから数日間は毎日新聞の篠原記者とやり取りした文章を5本載せてお茶を濁すことにします。

 初めの2回は電子メールではなく、同紙サイトの問い合わせフォームから送った文章です。


タグ:毎日新聞
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マスコミは歪めるな!松本担当相が馬鹿にしたのは被災者でなく知事だ [東日本大震災とその影響]

【2011年07月05日】-松本・復興担当大臣は、9日に辞任することが決まった。暴言を吐いたのだから辞任は当然だが、メディアは情報操作をした。松本担当相が馬鹿にしたのは知事であって、被災者ではない。

 松本は岩手と宮城の知事に対して「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って。」「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々何も知らんぞ。」と述べた。「知恵を出さないやつ」とあるが、「やつ」は被災者のことではなく県庁職員のことだろう。

 知事や県職員に対して「知恵を出さないのなら助けない」と言った。「被災者は自分で生活を立て直しなさい」などとは言っていない訳だ。それなのにデタラメ・マスコミは「被災者を傷つけた」と歪曲した。

・マスコミこそ被災者を傷つけた
 被災者に命令した訳ではないのに勝手に被災者を傷つけたと報じたら、被災者は誤解して怒ることになる。マスコミこそ被災者を傷つけている。自民党の幹部も考える力がないので、同じように誤解して松本を批判した。

 今までメディアはこのような歪曲や誤解を頻繁に生み出し、政治を駄目にしてきたはずだが、誰も気づきもしない。これでは復興などしない。もっと衰退するだけだ。
 

・参考資料
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110704-OYT1T00172.htm
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110704-OYT1T00487.htm 

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なぜ勉強しなくてはならないのか [教育]

【2011年07月03日】-先日、高校教育に携わっている人と話す機会があった。最近の高校生は小学生のようで、中堅以下の高校ではちゃんと勉強しない。教師の話は聞かないし、授業中に立ち歩くこともある。どうしたらいいかと頭を抱えていた。

 高校生がそんな状態なのは、一つには勉強の必要性が分かっていないからだろう。親や教師はどうして勉強しなければならないか、子供にちゃんと説明しているのだろうか。

 抽象的に「勉強していないと大人になってから困る」と言っても、効果はないと思う。自分の経験を交えながら、「中学や高校で勉強をしておかないと、このように困る」と具体例を挙げて諄々と説明すべきだ。そうでないと、高校生は勉強の必要性を理解しないだろう。

・困ったこと
 外国に行った時英語ができなくて困ったこと。漢字を知らなくて恥をかいた時の気持ち。外国人に日本のことを訊かれて日本史の大切さを痛感した時のこと。文語文が理解できなくて恥をかいた時のこと。数学ができなくて困ったこと。学歴が低くて損をしたこと。

 数十年か生きていれば、誰でも勉強不足のために困ったことは何回もあるはずだ。それを親や教師が何回も話せば、子供はある程度理解すると思う。

 また学校で習うことはそれ自体が大事なばかりでなく、頭を鍛えることにも繋がる。中卒と高卒、高卒と大卒が違うと言われるのは、高校や大学では前の学校より抽象的で高度なことを勉強して、頭を鍛えるからだろう。

 幾ら説明しても分からない子供もいるはずだが、分かる子供もいると思う。怒鳴ったり諭したり、その場しのぎの対応では駄目だ。根本から分からせるべきだと思う。

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タグ:勉強 必要性
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総合206位の快挙 [連絡]

【2011年07月02日】-二日間全く書けかった。だが、荻野友花里さんを殺した竪山辰美被告人に6月29日死刑判決が下ったので、関連するエントリーのアクセスが増えている。昨日総合順位は206位にまで上がった。私にとっては今までで最高の順位だ。

 今日は301位で、まだ高めだ。でもカテゴリー内順位は19位に過ぎない。ニュース・カテゴリーには去年から強力なブログが多いので、カテゴリー内ではあまり上がらない。

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タグ:荻野友花里
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